17日に行われた第50期女流名人戦予選・矢内理絵子女流五段VS渡部愛女流三段戦をもって、4名のリーグ入り者がすべて決まった。
当ブログでは昨年12月17日に、新規予選の展望らしきものを書いたので、照らし合わせてみよう。
とりあえずそのときの記事を再掲する。
「
【1枠】
1枠は清水市代女流七段、渡部愛女流三段、前期陥落の加藤圭女流二段がいる。この3名が有力だと思うが、逆にいえば、この中の2名は確実に脱落するということ。この現実だけでも、リーグ入りが至難であることが分かる。
清水女流七段と渡部女流三段は、お互い1つ勝てば当たる。ここで勝ったほうが波に乗ってリーグ入りしそうな気がする。
【2枠】
2枠は、中井広恵女流六段と甲斐智美女流五段が、お互い1つ勝てば当たる。反対の山には前期陥落の山口恵梨子女流二段がおり、最近充実していることもあり、勝ち上がってくる可能性が高い。この構図は1枠とまったく同じである。予選の人数は増えても、候補に挙がる女流棋士は限られている。
【3枠】
3枠は、前期陥落の香川愛生女流四段一択。岩根忍女流三段、頼本奈菜女流初段あたりが対抗だと思うが、どうか。
【4枠】
4枠は、左の山の頂点で室谷由紀女流三段と山根ことみ女流二段が当たると思う。
右の山は中澤沙耶女流二段か。ちょっと前なら山根女流二段を推したのだが、最近の室谷女流三段は復調傾向にある。室谷女流三段が3期ぶりのリーグ復帰をしそうな気がする。
」
1枠は渡部女流三段がリーグ入り。予想では、清水女流七段VS渡部女流三段の勝者がリーグ入りしそう……と書いて実際そうなったのだが、反対の山は、加藤女流二段が上がってくるものと思っていた。それが矢内女流五段とは少々意外だった。
と書いては矢内女流五段に失礼だが、彼女は子育てに専念して、勝負師の牙が抜けてしまったと思い込んでいたからである。
しかしそこはそれ、(女流)棋士は、肩の力が抜けたほうが、いい成績を収めることがあるから難しい。
ともあれ渡部女流三段は、またリーグ戦が指せることを心から喜んでいるようだ。まずは残留が目標のようだが、もちろん挑戦権を狙ってもらいたい。
2枠は、甲斐女流五段と中井女流六段が、脇田女流初段に敗れるというプチ波乱があった。
また反対の山では山口女流二段を破った内山女流1級が上がってきていて、この両者が激突し、内山女流1級がリーグ入りした(女流初段に)。
上り坂の内山女流初段にとって、真剣勝負が9局も指せるのはとてつもなく大きい。とりあえず残留を目指して頑張ってもらいたい。
3枠は香川女流四段が貫禄のリーグ入り。対抗と目していた岩根女流三段、頼本女流初段を倒してのリーグ入りで、この枠は、未来を見てきたかのような展望を書いていた。
4枠は、実力者・山根女流二段がリーグ入り。上の予想では、左の山で室谷女流三段と当たり、室谷女流三段が勝つとしたのだが、その室谷女流三段は初戦で敗れていた。
山根女流二段の決勝の相手は木村女流1級だった。木村女流1級はよく勝っているようで、1月には女流王将戦に本戦入りして、女流1級に昇級していた。最近の新人の中では有望株のようである。
ともあれ、リーグ入りした皆様は頑張ってください。里見香奈女流五冠が挑戦者になるにしても、誰かが一発入れてもらいたい。
当ブログでは昨年12月17日に、新規予選の展望らしきものを書いたので、照らし合わせてみよう。
とりあえずそのときの記事を再掲する。
「
【1枠】
1枠は清水市代女流七段、渡部愛女流三段、前期陥落の加藤圭女流二段がいる。この3名が有力だと思うが、逆にいえば、この中の2名は確実に脱落するということ。この現実だけでも、リーグ入りが至難であることが分かる。
清水女流七段と渡部女流三段は、お互い1つ勝てば当たる。ここで勝ったほうが波に乗ってリーグ入りしそうな気がする。
【2枠】
2枠は、中井広恵女流六段と甲斐智美女流五段が、お互い1つ勝てば当たる。反対の山には前期陥落の山口恵梨子女流二段がおり、最近充実していることもあり、勝ち上がってくる可能性が高い。この構図は1枠とまったく同じである。予選の人数は増えても、候補に挙がる女流棋士は限られている。
【3枠】
3枠は、前期陥落の香川愛生女流四段一択。岩根忍女流三段、頼本奈菜女流初段あたりが対抗だと思うが、どうか。
【4枠】
4枠は、左の山の頂点で室谷由紀女流三段と山根ことみ女流二段が当たると思う。
右の山は中澤沙耶女流二段か。ちょっと前なら山根女流二段を推したのだが、最近の室谷女流三段は復調傾向にある。室谷女流三段が3期ぶりのリーグ復帰をしそうな気がする。
」
1枠は渡部女流三段がリーグ入り。予想では、清水女流七段VS渡部女流三段の勝者がリーグ入りしそう……と書いて実際そうなったのだが、反対の山は、加藤女流二段が上がってくるものと思っていた。それが矢内女流五段とは少々意外だった。
と書いては矢内女流五段に失礼だが、彼女は子育てに専念して、勝負師の牙が抜けてしまったと思い込んでいたからである。
しかしそこはそれ、(女流)棋士は、肩の力が抜けたほうが、いい成績を収めることがあるから難しい。
ともあれ渡部女流三段は、またリーグ戦が指せることを心から喜んでいるようだ。まずは残留が目標のようだが、もちろん挑戦権を狙ってもらいたい。
2枠は、甲斐女流五段と中井女流六段が、脇田女流初段に敗れるというプチ波乱があった。
また反対の山では山口女流二段を破った内山女流1級が上がってきていて、この両者が激突し、内山女流1級がリーグ入りした(女流初段に)。
上り坂の内山女流初段にとって、真剣勝負が9局も指せるのはとてつもなく大きい。とりあえず残留を目指して頑張ってもらいたい。
3枠は香川女流四段が貫禄のリーグ入り。対抗と目していた岩根女流三段、頼本女流初段を倒してのリーグ入りで、この枠は、未来を見てきたかのような展望を書いていた。
4枠は、実力者・山根女流二段がリーグ入り。上の予想では、左の山で室谷女流三段と当たり、室谷女流三段が勝つとしたのだが、その室谷女流三段は初戦で敗れていた。
山根女流二段の決勝の相手は木村女流1級だった。木村女流1級はよく勝っているようで、1月には女流王将戦に本戦入りして、女流1級に昇級していた。最近の新人の中では有望株のようである。
ともあれ、リーグ入りした皆様は頑張ってください。里見香奈女流五冠が挑戦者になるにしても、誰かが一発入れてもらいたい。