一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第81期順位戦の名人挑戦者と、各クラス昇降級者予想の答え合わせ

2023-03-15 23:42:06 | 勝敗予想
昨日のC級2組順位戦で、今年度の順位戦はすべて終わった。当ブログでは、昨年5月27日に「名人挑戦者&各クラスの昇降級者」を予想した。では、答え合わせをしよう。赤字が正解である。

■A級
名人挑戦:藤井聡太竜王
藤井聡太竜王
降級:佐藤康光九段、菅井竜也八段
→糸谷哲郎八段、佐藤康光九段

■B級1組
昇級:千田翔太七段、澤田真吾七段
→佐々木勇気七段(八段に)、中村太地七段(八段に)
降級:横山泰明七段、久保利明九段、中村太地七段
→郷田真隆九段、久保利明九段、丸山忠久九段

■B級2組
昇級:松尾歩八段、増田康宏六段、大橋貴洸六段
→木村一基九段、増田康宏六段(七段に)、大橋貴洸六段(七段に)

■C級1組
昇級:石井健太郎六段、出口若武六段、伊藤匠五段
石井健太郎六段、青嶋未来六段、渡辺和史五段(六段に)

■C級2組
昇級:服部慎一郎四段、佐々木大地六段、八代弥七段
服部慎一郎五段、斎藤明日斗五段、古賀悠聖四段(五段に)

A級は、藤井竜王の挑戦は当然。2敗したのが意外だったほどだ。
降級は、糸谷八段がなるとは思わなかった。糸谷八段はいつも上位におり、常勝のイメージがあったからだ。そんな糸谷八段がわずか1勝で落ちる。A級は恐ろしいところだとつくづく思う。

B級1組は、澤田七段が最終戦に勝っていれば昇級だったが、負け。
中村七段は連続昇級で、ついにA級八段まで昇りつめた。泉下の米長邦雄永世棋聖もよろこんでいることだろう。

B級2組は、実力者が上がった感じ。中でも木村九段が49歳で復帰したのは見事。不断の努力の結実である。

C級1組は、昇級確実と思われた伊藤五段が、最終戦で阪口悟六段に屈し、頭ハネで昇級を逸した。9勝しても上位3位に入れなかったのは不運だが、阪口六段には勝ってほしかったところ。
もっとも阪口六段も最終戦に勝ち降級点を免れたから、大きい星だった。ここが順位戦の面白さか。

C級2組は、佐々木七段が8勝を挙げたがまたも届かず、次点に終わった。これが3回目の次点だそうで、もはや「次点王」といえる。
もっとも今期の星を仔細に見ていくと、1回戦で豊川孝弘七段に、6回戦で富岡英作八段に敗れている。両者はB級1組経験の猛者ではあるが、さすがに全盛期を過ぎており、しかも両者とも今期は2勝8敗で降級点を取った。そんな両名に負けてはいけない。

というわけで、今回は17名中、7名正解。8名正解が目標だったが、わずかに届かなかった。かくも予想は難しい。だけど面白い。
コメント
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