弓月光の『トラブル急行』にも登場したパペッティア人は、もともとラリー・ニーブンの既知宇宙(ノウンスペース)シリーズの住人でした。
ニーブンの未来史シリーズにおいては、人類社会において臓器移植が発達し、それに依存したため、軽犯罪でも死刑判決がくだされドナーにされてしまう時代がありました。作品でいうと『地球からの贈り物』とか『不完全な死体』のあたり。
復讐ではなく、犯した罪を償わせるために刑罰があるというなら、人を殺した罪を償うためには、殺しただけの命を救う、自分の臓器をありったけ提供してでも……という考えは解ります(それがフェアってもんじゃないかな)。でも、臓器移植が簡単にでき、そのために寿命が延びるとしたら、これら作品のように微罪や冤罪で臓器提供者にされてしまうかもしれない。どんなに立派な法律を作ってみても、最後にそれを解釈し判断するのは人間ですからね(だからこそ、大岡裁きも生まれるわけですが)。
ちなみに我が家の『地球からの贈り物』は古本屋で購入したもの。しかし、そのカバーの折り返しには「昭和五十四年十月十日 訳者 柴野氏より」なんてメモが……。古本屋に売り飛ばすくらいなら、そんなこと書き付けるなよ!!
ちなみに同じ時に買った別の1冊には、しおり代わりに「乞御高評 株式会社早川書房」という紙が挟まっていたりする。そんなもの、抜いておけよ!
「地球からの贈り物」★★★
【臓器移植】【植民地】【レジスタンス】
ニーブンの未来史シリーズにおいては、人類社会において臓器移植が発達し、それに依存したため、軽犯罪でも死刑判決がくだされドナーにされてしまう時代がありました。作品でいうと『地球からの贈り物』とか『不完全な死体』のあたり。
復讐ではなく、犯した罪を償わせるために刑罰があるというなら、人を殺した罪を償うためには、殺しただけの命を救う、自分の臓器をありったけ提供してでも……という考えは解ります(それがフェアってもんじゃないかな)。でも、臓器移植が簡単にでき、そのために寿命が延びるとしたら、これら作品のように微罪や冤罪で臓器提供者にされてしまうかもしれない。どんなに立派な法律を作ってみても、最後にそれを解釈し判断するのは人間ですからね(だからこそ、大岡裁きも生まれるわけですが)。
ちなみに我が家の『地球からの贈り物』は古本屋で購入したもの。しかし、そのカバーの折り返しには「昭和五十四年十月十日 訳者 柴野氏より」なんてメモが……。古本屋に売り飛ばすくらいなら、そんなこと書き付けるなよ!!
ちなみに同じ時に買った別の1冊には、しおり代わりに「乞御高評 株式会社早川書房」という紙が挟まっていたりする。そんなもの、抜いておけよ!
「地球からの贈り物」★★★
【臓器移植】【植民地】【レジスタンス】