もののけ本所深川事件帖の２冊目。商人にとって、銭は刀であり鎧。
預かりものの掛け軸を不審火で燃やしてしまい、100両の弁償が必要になったが、献残屋の鵙屋にそれだけの大金を急に用意することはできない。
そこで、周吉は賞金100両の大食い大会に参加することになってしまったのだが、競争相手は身を持ち崩した元相撲取りに、謎の浪人・柳生蜘蛛ノ介、そして鰻屋の娘のお蝶だった……。
周吉とお琴の仲はちっとも進展しません。というか、朴念仁の使用人と勘違いのお嬢さまの恋は実って良いことがあるのでしょうか？ ちょっと不安です……。
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