大正生まれ。八十余才の採銅所駅である。毎年必ず一度は訪れる。歳を経たからと言って壊されたくないものだ。
山登りの人々は賑やかだ。殆どと言っていいのだが60年配である。皆元気だ。ただ、何処に登るのか知らない人が多かった。集合したところで牛斬山に登るということが判ったそうだ。そののんびりとしたところがいいのかもしれん。
いまだに集合するべき人が来ていないらしく携帯で連絡を取り合っていた。
呑気なものだと感じながら写真を撮る。
駅前のロータリー(自分が勝手に言っているのだが)は桜はまだ四分といったところか。足元には水仙がひっそり閑と咲いていた。この時季は殆どの人が桜を見上げる。さて、そろそろ歩こうか。いや、待てよ、待ち人来たらずではないか。