かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

LENNONYC

2011年11月12日 | The Beatles


今日は、いい天気。午後から、泊まりがけでのイベントがあり、まだ午前中だけど、書いている。

先週、LENNONYCというDVDが出た。JLの、NYC時代(途中LAが入るので、正確には、USA時代)の記録だ。
最初、JLの寿司を注文する声から始まるこの映画は、JLがいかにNYCを愛していたかを、数々の記録、映像、関係者のインタビューを通して、浮き彫りにしていく。

映像的には、ジョンシンクレアコンサートの映像や、ウォーホルが出て来るプライベートフィルムが初めてだったぐらいで(これらも公開されていたのかもしれないが)、目新しいものではない。
音も、数々のアウトテイクが流れるが、これもすでに、いろいろ発表されているので、目が覚めるほどのものではない。

ただ、全体の流れがスムーズで、5.1CHの音だと、インタビューの声が前から、アウトテイクの音が、後ろから聞こえてきて、ストーリーに、心地よく、のめり込むことができる。

JLは、今や、神様扱いだが、弱さを抱えた人間だったことも、また、社会の様子がずいぶん違っていたことも、再認識させられる。伝説的なワントゥワンコンサートの評価も散々で、JLはずいぶん落ち込んでいたそうだ。まだ、解散直後で、元ビートルズのイメージが強かった頃の話だ。ニクソンが再選された時の落ち込み様は異常なほどで、それほど、平和運動に、心身ともに、のめりこんでいたことがわかる。それが、JLの国外追放運動に、そんなにシリアスにつながっていたとは、当時は、わからなかったろう。ニクソンという、これまた特異な性格(異常性格と言っていい)を持った大統領だったという事情もあったが。

JLに興味のある人、ベトナムで病んだ1970年代前半のアメリカの匂いを感じたい人にお勧めできるが、JLについて、新しい発見をしたい人向けではないかな。

写真は、パッケージの裏だが、今はなきWTCが、まだ建設中であることがわかる。
それから40年。アメリカは、どう変わったのか?
コメント
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