かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ぶらりインドその37 マトゥラー考古学博物館その2

2011年11月26日 | India・Sri Lanka・Nepal・Bhutan・Uzbekistan


Seated Bodhisattva Imagin meditation, 2AD
瞑想する菩薩坐像。



Buddha,1AD, Mathura
仏陀。



Standing Buddha in Abhaya and head is enriched by a holo with scolloped border, early Kushna
仏陀立像。



Inscribed image of the Buddha, 1AD
仏陀。



Inscribed seated Buddha image in Protection pose, Kuyshana period

本仏像については、"インド聖地巡礼”に、コメントがある。

頭上に巻貝状の盛り上がりをのせ、両腕の肘を左右に張るようにして広げ、右腕を半ば上げて、施無畏印を見せる釈迦如来像の前に立ったとき、私はそこに分厚い衣をまとうガンダーラ仏とは全く別の世界の像容を見る思いであった。
左肩から、胸へかけて、まるで、肌に吸いつくようにしたて流れる薄衣。見た目には、ほとんど裸体を言っていいような姿だ。このシンプルで、力が張り、材質が持つやわらかな雰囲気を生かした赤色砂岩による像は、期限1世紀初め頃の造立を言われる最古の仏像で、博物館から少し北西の方向へ行ったカトナーから出土している。いわば、純粋のマトゥラー仏の原点がここにあるのだ。

"インド美術史”にも、記載がある。
マトゥラー仏の初頭を飾る優作である。名は、「菩薩」と記すが、完全な仏形で、この地の仏陀不表現の伝統の根強さを暗示している(当時、仏像を造ることは、憚られ、仏像であっても菩薩と表した)。
獅子座上に結跏趺坐し、右手を施無畏印に結び、左手を左膝上におく。左右に脇侍を従えて碑像形式の礼拝像としている。頭上に菩提樹と二飛天を表し、頭光は大きく、終縁に連弧文が配されている。



Head of Buddha, Kushana Period, Mathura
仏頭。



Relief showing Buddhas descent from TRAYASTRIMSA Heaven, 1AD
天から降下する仏陀。



Bodhisattva Head with Turban, 1AD
ターバンを巻いた菩薩像。
コメント
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