久し振りに、ぶらりインドシリーズ。早くも、半年ほど前のこととなった。
インドと言えば、タージマハル。私は、2回目になるが、今回の旅の最終日に訪れた。
約10年振りだが、ずいぶん整備され、観光センターみたいなところから、乗合シャトルで、我々を門まで運んでくれる。
水や、シューズカバー(廟内に入る時必要)付きで、至れり尽くせり。インドもここまで来たかと思うと、感慨深い。もちろん、昔ながらのラクダでもOK。
前回は、行きは、忘れたが(歩きか馬車かリキシャか)、帰りは、馬車だった。時間がなくなって、馬車で駐車場までギャロップだったから、よく覚えている。振り落されそうだった。
門は、ちゃんと開いている。前回は、クリントンが来てて、見られず、そろそろと思って行ったら、マダガスカルかどっかの大統領来訪ということで、またクローズ。
そういえば、誰かのH/Pを見ていたら、クリントン夫人が来ていて入れなかった話が載っていた。夫婦一緒にご入場いただきたいものである。
歓声に送られてどっかの大統領がやっと出て行った後、入れたが、数十分しかいられず、馬車のギャロップの後、デリーにとって返し、ホテルをチェックアウトし(そういう時に限って、明細が間違っていたりする)ほうほうの体で、シンガポール行きの飛行機に飛び乗ったのであった。あれだけ、スリリングな経験もそうない。
そういった意味で、今回二回目ではあるが、ゆっくり見られたので、ありがたかった。
通常は(前回も)、東の門から入るが、正面に西門。そして、左側に南門が見える。この南門が北側にあるタージマハルの正面にあたる。
その南門の正面にあるのが、正門だ。門と言っても、質量ともすばらしい建築である。
そして、正門をくぐると、タージマハルがその巨大な、美しい姿を現す。
全て、計算しつくされている。
タージマハルは、数あるインドの世界遺産の中でも、もっとも有名なものだろう。
17世紀初頭、ムガル帝国の第五代皇帝のシャージャハーンが、亡き妻のために作った廟である。奥さんは、14人の子供を作ったというから、溺愛していたのだろう。
建設には、20年の歳月がかかったという。
しかし、その浪費から、息子に囚われ、アグラ城で、タージマハルを眺めながら、その生涯を終えたのであった。