かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

仏陀の旅

2011年11月22日 | Books
ボジョレーヌーボーからは、ちょっと経ったが、今年産のLouis Jadot(ルイジャド)をいただいた。気分の問題かもしれないが、いいんでないかい?でも、やっぱり空輸までして、猫に小判?

guitarA新聞の夕刊で、Clapton と Winwoodのコンサートの、2/3面広告が出てた。札幌では、Layla演ったんだ。



本書は、AMAZONの古本を見つけて買った。30年前の写真集だが、定価は、何と6800円。相当気合の入った本。

写真も文もなかなかものだ。写真は、福田徳郎さん、文は、相澤啓三さんによるもの。福田さんと言えば、前読んだインド仏蹟巡りの著者だ。あの本の受けがよかったのか、もっと立派な本をということになったようだ。お勤めだった、新聞社の発行だ。

何故か、1982年1月の新聞の切り抜きが挟んであり、延暦寺で修業を積み、サンフランシスコで、寺を開くことになったアメリカ人の記事だった。本書の元の所有者との関係は定かではないが、仏教に何らかの関係のある人だったのだろう。それにしても、昔の新聞の文字の小さかったこと。昔の人は、目が良かったのかな?とてもそうは思えない。

写真を撮られた福田さんは、親の関係で、延暦寺に僧籍がある珍しいキャリアの方。しかし、写真の腕は流石だ。30年の間にずいぶん変わったこともよくわかる。貴重な記録にもなっている。人々の様子もしっかりとらえている。
ルンビニー、ヴァイシャーリ、ケッサリアなど、当時からずいぶん様子が変わっている。

文の方も、写真の説明ではなく、ほぼ独立しており、それだけで、立派な紀行文になっている。
写真も見ごたえがあるし、文も読みごたえがあるし、一石二鳥?

八大仏蹟の内の一つであるサンカーシャには、行けてないが、その代わりサーンチーとアジャンターの写真が載せてある。

今よりずっとインドが遠かった時代、この立派な写真集を出された情熱に拍手である。


コメント
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