ウルトラQの総天然色BDをGETした話は、した。
全部見たが、期待通りの出来だった。
もちろん、色に変化がないとか、平板的とか、似た色が重なる時、違和感があるとか、いろいろ意見があるのだろうが、私は、十分に合格点だと思う。
そして、これは、そのオフィシャルガイド本。写真も豊富で、解説の分量も適度で、昔、我々が見ていたであろうコミック本や、ソノシート、ソフビなどの資料もついていて、読者を飽きさせない。
ただ、この本の主役は、やはり、怪獣たちの色だ。ゴルゴスなどは、こんな色しかありえないだろうと思うのだが、ゴメスや、ガラモンの色は、イメージ通りではあるが、実際見ると、感動も新たという感じ。
ちなみに、私や、結構奥手で、ウルトラQを初めて見たのは、ゴルゴスの回。本書によれば、1966年2月13日のこととなる。長く感じた小学校1年生も、あと残り1ヶ月となった頃だ。当時の白黒TV、画面も暗くて、頭も悪くて、よくわからなかった。
蜘蛛男爵の恐怖の館の底なし沼や、M1号の、よくわかんなかった結末など、本当にバラエティに富んだ物語が、毎週展開されて、よくわかんないなりに、印象に強く残っている。
今の時代、こんな手作り感のあふれる、採算度外視のプロジェクトは、なかなか現れないだろう。
本書は、上巻で、BDの第二弾が出る頃には、下巻も出る予定。半分の割に、ちょっと高い感じはする。この値段だったら、ハードカバーだよね。やっぱし。