本書は、他の本を探しに行って、平積みになっていたので、思わずGET。
アメリカを中心とした、超有名企業が多数載っている本のようだったので、興味があったのだが、中身は、際物本と真面目本の、境界線上にあるような本だった。
もちろん、著者は、フォーブスの太平洋支局長を務めた方というから、一流のジャーナリストなのだろうが、9.11が、ブッシュとビンラディンの共謀だったといわれると、流石にそれはないんではないかと思いたくなる。
でも、世の中、ちょっとこれもしかすると謀略じゃないかと思うことはないことはない。
例えば、PCのウイルス防止ソフト。これなど、マッチポンプではないかと疑いたくなる。
わかりやすいのは、LIBORの不正疑惑。これは、事実だった。
ワクチンや、抗がん剤なども、確かに、製薬会社と学者がつるまれたら、我々はどうしようもない。
アジア通貨危機、ユーロ危機、リビア侵略など、テーマ毎に、著者の見解が示されるが、確かにあり得るなという話も多い。
アジア通貨危機など、結果的には、アジアの国々がヘッジファンドの罠にすっぽりはまったといえる。
本書によれば、ビートルズは、タヴィストック研究所の手先になる。これは???
冒頭述べたように、勘ぐり過ぎではないかと思われる部分があるが、何か大事件が起こって、そのため大儲けした人がいたとすれば、もしかすると?と考えを巡らすのも悪くないかもしれない。そういう発想を常に持っておかないと、落とし穴に落ちるかも。
日本人は、農耕民族なので、そういうのは、典型的な不特異分野。
開国以降、やられっ放しと言えるかな?