かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

日本の神々

2012年12月19日 | Books


本書は、2年ぐらい前、日本神話にちょっと凝っている時に衝動買いしたのだが、まだ読んでなかった。
古事記編纂1300年に因んでという訳ではないのだが、読んでみた。

思いの外、まじめで本格的な本で、なかなか面白かった。
古事記を何度読んでも、神様の名前が覚えられない方に、一度読んでもらいたい本。

日本の、主な神々について、ビジュアルイメージ(いろんな画家の方が、思い入れいっぱいに描いてくれている)、地位、ご利益、主な神社についての情報、名高さ、霊力、ミステリアス、慈愛、神話登場というよくわからない5つの項目についてのパラメーター、そして、一般的な解説という形で、特徴づけながら、説明してくれる。

パラメーターはややこじつけっぽく、ビジュアルイメージもかなり個性的だが、日本の神様に興味がもてるように説明されており、面白い。解説は、かなり本格的。
今年、古事記ブームに乗って、売り出した方が、よかったかもしれない。

考えてみれば、沢山の神々がいるのは、印度と同じだが、印度の場合、近代に入り、洋画風に印度の神々が描かれるようになり、神々に対する親密度が増した。
日本の神々も、本書のように、個性豊かなビジュアルイメージが定着すれば、もっともっと人気がでるような気もするのだが。
ただ、日本の場合、神々は、もっと神聖なもののように捉えられているようにも思うから、なかなかそれは、かなわないかな。何せ、天皇家は、神々の子孫なのだから。
でも印度の神々と同じように、みな人間味あふれてるよね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする