今年読んだ本で、まだ紹介しきれていないものが、多数があるが、今年が旬なもの(ビートルズ50周年がらみや、古事記編纂1300年がらみなどは、本当は、今年中に紹介しておきたいんだな。
本書は、rockin'on のビートルズ50周年記念号。
遅れに遅れて、2013年1月号までずれ込んでしまった。元々出さない予定だったけど、他紙が出すので、しょうがないので出したのか。
付録のポスターはうれしいが、内容は?と思ったが、流石老舗雑誌だけあって、きちんとした内容だった。
4人へのインタビューは、たぶん既出のものと思うが、それぞれ重要な内容を含んでいるし、他のミュージッシャンによる、4人評も興味深い。
13枚のアルバムについての評論もあるが、評者がそれぞれ主観も交えながら、面白く読めるように工夫されているように思う。
初心者から、中級者向けかな?
ツェペリンの再結成コンサートの映像化で、来日した、ジミーページさんへの渋谷陽一さんのインタビューも面白かった。ツェペリンのインタビューをさせたら、渋谷さんの右に出る人は、いないだろう。
ジミーが、映画で笑っている姿が多い理由を聞くところなどは、真骨頂。
昔、”狂熱のライブ”が、一般公開されたころ(70年代後半)、渋谷さんが、朝日新聞に、映画評論を載せていたことを、今でも何故か覚えている。
ロックが、社会現象から、エンターテイメント(刺激)のための音楽になったというような内容だったと思う。もう35年ぐらい前のことだが、当時は、ああいった映像は、ほとんどなくて、あの映画は、何回か、映画館に足を運んで見た。ほとんど、BD、DVDで済ましている今では考えられないことだ。
ストーンズの、新ドキュメントフィルムについての対談もあるし、ビートルズ世代のミュージッシャン中心の記事を中心にまとめてくれたという感じ。
紙質がよく読みやすい。値段も良心的。
Merry X'mas!