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象のテラスの北端。
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ガルーダと象がすばらしい。象の鼻の下に見えるのは、蓮のつぼみ。
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さらに北に進むと、癩王のテラスがある。三島由紀夫の戯曲でも有名になった。
この上には、癩王像のレプリカがあるが、実は、これは、閻魔大王(ヒンドゥ教ではヤマ)であり、ここで裁判が行われていたというのが、ガイドさんの説明。
裁判で、有罪か確定しない場合、牢屋に入れられ、生きて出てこれたら、無罪になったという。
癩王の名は、当時の王が癩病だったという言い伝えによる。
彫刻の塊みたいなテラスだ。
癩王像の本物は、プノンペンの博物館にある(最初にカンボジアに行った時に見た)。
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癩王のテラスから、象のテラスを見たところ。その大きさがよくわかる。
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アンコールトムから出て、タプロームに向かう途中に、タ・ケウがあった。アンコールワットの造営の試金石とされるが、王の突然の死によって、造営が中止された。そのため、建築過程がよくわかる。
この寺院も、修復中のようだ。