今日は、すばらしい天気だった。
本当は、ゴルフの予定だったんだけとど、メンバーの都合ができて、敢え無くキャンセル。
その機に乗じて、トーハクのキトラ展に行ってきた。
7年前、飛鳥資料館で、玄武の展示だけで、150分待ちの経験があったので、恐れていたのだが、開館10分前ぐらいに到着し、見終わるまで、1時間20分ぐらい。
壁画現物前で、急かされたのは、残念だったが、結構リーズナブルな時間で見ることができた。
小振りだが、うれしい企画。
将来、飛鳥に展示施設を作る予定とのことだが、このタイミングで、東京で、見れるのはうれしい。
保存状態の悪い青龍などは、運送中の破損の懸念があり来ていないが、一度見た、玄武、朱雀、白虎、十二支の内保存のいいものなど、メインのものは、精巧なレプリカと、実物を、共に見ることができる。
7世紀末のものと言われているが、すばらしい出来である。
朱雀は、尾羽のところに、輪郭を彫ったようなあとが見えるが、下書きなのだそうである。
つまり、ある程度の企画があって、そこに絵師が色をつけていったを思われるのである。
高松塚の壁画の模写も展示されている。
玄武は、キトラの方の保存がいいが、青龍は、高松塚の方がいい。ただ、かなり似ている。
ところが、白虎の方は、向いている方向が逆なのである。
不思議だ。
その後、4K映像で、石室の中に入ったがごとく、壁画が見れるシアターへ。1時間毎にやっているので、お勧めだ。
キトラ古墳の様子が、手にとるようによくわかる。壁画が残ったことがいかに奇跡的だったか。
朱雀などは、盗掘者が石室を壊した部分のすぐそばに描かれていたが壊れなかった。
十二支の内、午像は、漆喰の上にかぶった泥の方に色が残った。
これまた奇跡的だ。
表慶館も開放されていて、明日香、キトラにちなんだ展示をやっている。
新たなタイプの展示と言えるだろう。
猿石のプロジェクトマッピングが面白い。
古代史ファンには、是非お勧めしたい展示。
ミュージーアムショップも、美術館に行った時の楽しみの一つだ。トーハクのショップは、地下から、1階に移り、明るくなった。
面白そうな本を、2冊ゲット。
帰りに西洋博物館のショップにも寄ってみたが、こちらは、見ただけ。
”考える人”が、新緑の中美しい。