かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

King Crimson The Elements 2015

2015年12月02日 | Music


正直、クリムゾンキングの音源を収集するのは難しい。
オフィシャルか、ブートかわからないのがたくさんあるし、自ら、やたらに、オルターナティブ、メデイア違い、ライブ、extractなど出しまくっていて、普通のファンだったら、混乱させられること間違いなし。
本アルバムもよくわからないが、オフィシャルなオルターナティブバージョンと理解している。
コンサート会場で販売されている、限定版らしい。



たぶん、現時点で、最新版と思うが、今年のUSAツアーに向け、昨年までの、オルターナティブや、ライブ音源を編集したものだ。

まず言いたいのは、音がいい。
オルターナティブにしても、ライブにしても、音は、文句ない。
これは、まさにフィリップのこだわりによるところが大きいだろう。
フィリップがいたからこそ、クリムゾンがあるし、彼がいたからこそ、このこだわりを追求し続けられた。
もし、ひよっていたら、たぶん今の彼らの地位はなかったろう。

そして、もう一ついいたいのは、彼が自分のしたいことだけやっていたのではないということ。
このアルバムを聴くと、彼が、KCのファンがクリムゾンのどの音を聴きたがっていたかをよく理解していることがわかる。

だからこそ、寄せ集めのアルバムだが、心底楽しんで聴くことができる。
輸入版をゲットしたが、2015年8月から、11月までの、スケジュールが載っている。
欧州と北米のツアーだが、その後に、日本のスケジュールが加えられたことになる。
当初から予定されていたか、突如追加されたのかはわからないが、12年も来てなかったのだから、これだけ、根強いファンがいる日本に来ないという手はなかっただろう。
チケットの売り上げも好調のようだ。

前置きが長くなったが、ライブ版の音が大好きだ。これだけの、複雑な楽曲をこなす彼らと、ファンの反応が、たまらない。
Sus TyanZという曲は初めて聞いたが、インド風音楽をむりやり取り入れてるところや、導入部分のイントロは、ピンクフロイドの物まねと言われてもしょうがない?
ガムランを思い起こさせる楽曲もある。

最後に、12世紀の....が入っているが、昨年10月のライブの音だという。
何をいまさらと言われてしまうが、あの衝撃の音は、何度聴いても、衝撃だ。

ということで、12月の公演に行く予定の人には予習用にぴったりでは?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする