ポセイドンの目覚めという間違った邦題が付けられたことでも有名な第二作。
Wakeは、目覚めではなく、航跡という意味というが、当然知るよしもなく。
ヘビーさが復活してからのアルバムをよく聴いたのか、通しで聴いたのは初めてかもしれないが、なかなかいい。
第一作が大成功をおさめたが、メンバーが早くもばらばらに。ただ、新メンバーが簡単に決まる訳もなく、旧メンバーが、結局アルバム作成に大きく寄与している。
①のPeace-A Beginningは、その名の通り、導入曲で、あっという間に終わる。
そして強烈な②のPictures of City。
今回のツアーでも取り上げられているが、この曲の流れは、ずっと後のKCまで続いた。
やっぱり、あの歪んだボーカルは、欲しい?
③のCadence and Cascadeは、メロディ重視の静かな曲。
そして、④のャZイドンのめざめでは、クリムゾンキングの宮殿のように歌い上げる。
⑤のPease - A Themeは、小休憩のような小品。
⑥のCat Foodは、今回のツアーでも取り上げられているが、独特のトリッキーなリズムが印象的なナイスな曲。新境地を明確に開いた。
⑦のThe Devil's Triangle は、得意の組曲。ほとんど聞こえないところか、だんだん盛り上げていく。クラシックの雰囲気だ。
リズムが、KCにしては、比較的まともなところも、クラシックぽいと思わせる理由かもしれない。
風が吹いたり、時計風の音が入ったり、忙しい。SGT.を思わせるお遊びも各所に。
⑧のPeace-An End は、小品だが、今回のツアーでも取り上げられている。生歌とアコギだけの、特異な曲。今回のツアーでも、ギターとボーカルだけで、ちょっと、あっけにとられた。
ということで、二作目で、また新たな世界を切り開いたKC。
一つの型にしばられないKCの基礎となったアルバムとも言えるかもしれない。
ゲットしたのは、結成40周年ということで、2008年に出たもので、Cat Foodと、Groonがおまけについているが、これもなかなかいい。特にGroonの斬新さが光る。
明日は、東京最終で、あとは、高松と名古屋。
その後、現メンバーで、ツアーするかは?