かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ジョン・レノン暗殺

2015年12月08日 | The Beatles

いやぁ、昨日は素晴らしかった。
興奮冷めやらぬ中、一夜明けると、毎年来るJLの命日。



本書は、本屋で、見つけた。
2004年12月8日発刊の本が、何故平積みになっていたのか、謎だが、JLが亡くなってから、35年ということで、在庫を放出したのか?
ちょうど、社会人になる寸前の事件で、JL暗殺の日からの年数は、ほぼ私が、社会人になってからの年数と重なる。

余談は、このくらいにして、本書が出たのは、シンガポール駐在時代で、原書を持っていて、ちょっと読んだが、ビートルズの話より、アメリカの事件の話が多くて、途中で読むのを止めてしまった。
だから、本書を読むのは、初めて。

なかなか面白い!というか、conspiracyという単語を思い出した。

本書では、FBI FILEが公開されたのをきっかけに出た本だが、JFK、ロバートケネディなどの暗殺の謎に多くのページを割く。
ちょうどシカゴ駐在時代に、オリバーストーンのJFKが流行っていたから、真犯人は、意図的に謎にされたというイメージは持っていたが、その裏に、大統領の椅子を狙う様々な陰謀があったのか。
イランの米大使館人質事件も、大統領選に利用してしまう?
アメリカの民主主義が泣く?

そして、JLの死も暗殺だと本書は言う。
その根拠は、いまいち弱いが、民主党から共和党大統領に変わった時期で、左系の運動の封じ込めを企図したというのが、目的という。
その方法も、奇想天外だが、元々犯人の動きも理解できないもので、それを精神の問題だけで片付けていいものかという疑問はある。
ただ、もう既に終わってしまった話で、今さらひっくり返す人もいない。

昨今の日本の情勢、中東の情勢を見るにつけ、暗示に富んだ本書の価値は、むしろ上がって来てしまったようにも思う。

見えないところで、陰謀が渦巻いている。
シリアを取り巻く状況、ロシアvsトルコ。
外からでは図りしれない謀略が。
JLが何人いても足りないぐらい、混沌としている。

コメント
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