先週は、コンサート4つに、美術館、お参りと、大忙しの一週間だった。
まだ、整理できてないので、最近読んだ本の話。
井沢さんの、逆説の日本史シリーズは、文庫本になった時に、ずっと読んでいるが、ついに、明治維新寸前まで来た。
通説の裏読み本だが、本書でも、その真髄は生かされている。
本人が語ったから信じることなかれ。
語った時の背景等考えると真実は違うところに?
通説に?を投げかけるところに本シリーズの面白さがあるが、そのストーリーに付き合っても破綻がないところがポイント。
通説と違う説はたくさんあるが、じゃぁそれから?と聞かれて答えられないようでは、一笑に付されるだろう。
井沢さんの本にはそれがないので、楽しく読める。
特に、この時期、毎日毎日、状況が変わるからスリリングだ。
通信手段も限られる当時に、これだけ、ダイナミックに時代が動いたことに改めて、驚かされる。
特に、江戸幕府末期の薩長同盟前の長州の、勘違いと過激さには、驚かされる。
結局、勝ち組になったので、それ以前の罪は、帳消しになっているが、大きな犠牲が払われた。
先日、シュリーマンの本を読んだが、このスリリング(無秩序)な時期、よく外国人が滞在していたものだと思う。
まさに、今の日本の基礎ができた時期の激動の時代をリアルに論じていて、現状に照らし合わせると、極めて興味深い。
トランプは、攘夷派か?