
前回のコンサートの行った時、本作の話もしていたので、ついゲット。
力作だ。
もちろんプレイスタイルがアグレッシブなので、聴いてる方からは、全部力作になるのかもしれないが。
アストル・ピアソラさんの曲を取り上げた、トリビュート曲がメインだが、ジャズバイオリニストとしての才能がいい意味で、溢れ出ている。
この狭い世界の中で、どのように名声を得て行くのかは知るよしもないが、この演奏を聴くと、まさに美しく、寺井さんは、名声を得るべくして得たという感じがする。
演奏スタイルが、アルゼンチンのタンゴにフィットするのも、本アルバムが心地よく聴ける一因かもしれない。
素敵なジャズバイオリンを聴きたいと思ったら、まず寺井さんの音を聴いてみると、いいかもしれない。
葉加瀬太郎とのキャラ被りは、若干気になるかもしれないが?