かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

横浜歴史散歩

2017年05月23日 | Yokohama ( Japan )



本書は、書店で見つけた。
この手の本は、たくさん読んでいるが、本書は、その面白いところを的確に拾っていて、かつ新たな視点からの考察も加えて、非常にいいバランスで、横浜の歴史を紹介してくれている本だと思った。

江戸中期と、今の横浜との地形の変化を対比した冒頭の地図が結構インパクト大で、まさに今の横浜を語るには、まずここを原点にすべきという感じだ。
江戸末期、なぜ横浜が選ばれたか、そして、欧米人が、それをよしとして、ポジティブに捉えたか、本書を読むとよくわかる。

その辺の事情を著した本もいろいろあるが、本書は、直近の横浜の変遷事情まで、裏話を披露してくれている。
もちろん金沢文庫が作られた鎌倉時代の話もあるが、基本的には、開港以降の話の中で、薀蓄になろうトピックをうまく拾っている。

横浜駅が世界で5番目(=日本で5番目)に乗降客が多い駅だと知っている人がどれだけいるだろうか。
日本で、最初のレンタサイクルは元町だった?
東海道線の、横浜と戸塚の間のトンネルは、日本最古の鉄道トンネル?

読めば、必ず、新発見があるに違いない。

ということで、横浜市民には、是非お勧めしたい一冊。

コメント
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