今朝、ハノイから帰国。
この時期、時間、かからない!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/2e/c64297df1b9919388c87bcc4d85e2313.jpg)
本書の存在は、全く知らなかったのだが、高校の先輩の書と知り、即ゲット。
副題に、古事記 中つ巻 遺書 長髄彦伝より
とある。
神武の東征を、東征される側から描いた小説だ。
当時の資料は、ごく限られるため、記紀の記載と周辺資料から組み立てた小説ということになるが、単純ではあるが面白い。
記紀は、当然天皇家のための記録だから、攻められれた方は、悪者になる。ただ当時の状況は、いろんな豪族が、いろんな地域で一つの社会を形成していたわけであって、それ自体にいいも悪いもない。
しかし、筑紫の勢力は、東へ勢力を伸ばすことを目論み、大和の勢力は、それに抗そうとした。
しかし、兵力の差でじりじりと追い詰められ、最後滅亡する。
本書では、生き残りが、物部氏として重用されたとする。
2世紀半ばの話で、99%が作り話とはなるが、大きな流れてとして、九州の勢力が、大和の勢力を滅ぼしたというのは、記紀の記載からも真実であって、その中でこのような抗争があったことは、ありえる話だ。
疑問は、当時の大和の勢力が、このような組織として機能していたのか。
筑紫の勢力は、大陸からの人+文明の影響を得ていただろうが、当時の大和の勢力は、ビハインドしていたはずで、当然、コミュニケーションの方法や、兵法には、雲泥の差があったのではないか。
この流れが、日本武尊伝説、蝦夷征伐を含めた大和による日本統一につながっていく。
最も新しい例が、、沖縄?
繰り返しになるが、いい悪いは別にして、これが日本統一の真実に近い姿であったろう。
そして、それは、2000年経った今もそう大きくは変わっていない。
この時期、時間、かからない!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/2e/c64297df1b9919388c87bcc4d85e2313.jpg)
本書の存在は、全く知らなかったのだが、高校の先輩の書と知り、即ゲット。
副題に、古事記 中つ巻 遺書 長髄彦伝より
とある。
神武の東征を、東征される側から描いた小説だ。
当時の資料は、ごく限られるため、記紀の記載と周辺資料から組み立てた小説ということになるが、単純ではあるが面白い。
記紀は、当然天皇家のための記録だから、攻められれた方は、悪者になる。ただ当時の状況は、いろんな豪族が、いろんな地域で一つの社会を形成していたわけであって、それ自体にいいも悪いもない。
しかし、筑紫の勢力は、東へ勢力を伸ばすことを目論み、大和の勢力は、それに抗そうとした。
しかし、兵力の差でじりじりと追い詰められ、最後滅亡する。
本書では、生き残りが、物部氏として重用されたとする。
2世紀半ばの話で、99%が作り話とはなるが、大きな流れてとして、九州の勢力が、大和の勢力を滅ぼしたというのは、記紀の記載からも真実であって、その中でこのような抗争があったことは、ありえる話だ。
疑問は、当時の大和の勢力が、このような組織として機能していたのか。
筑紫の勢力は、大陸からの人+文明の影響を得ていただろうが、当時の大和の勢力は、ビハインドしていたはずで、当然、コミュニケーションの方法や、兵法には、雲泥の差があったのではないか。
この流れが、日本武尊伝説、蝦夷征伐を含めた大和による日本統一につながっていく。
最も新しい例が、、沖縄?
繰り返しになるが、いい悪いは別にして、これが日本統一の真実に近い姿であったろう。
そして、それは、2000年経った今もそう大きくは変わっていない。