第2回ワクチン接種3日め。
熱は下がったようだ。
注射痕がまだ痛むが、直に収まるだろう。
1971年8月6日と、7日に、箱根で開催されたアフロディーテフェスティバルにちなんで、そのヘッドライナーとなったピンクフロイドの原子心母、来日50周年盤が出た。
原子心母のCDと、アフロディーテのピンクフロイドの演奏や、来日時の新発見映像をミックスしたBDがついている。
特に、映像の方は、今まで、どこにあるかわからなかったもので、超貴重。
2曲分が収められている。
全部で20分足らずで、やや短い感じもするが、当時のカラーフィルムが残されていたこと自体が奇跡。
付録も豪華で、アフロディーテフェスティバルが、いかに斬新な企画であったかがわかる。
とにかく箱根の野外。
ステージは、まるで掘っ立て小屋で、たどり着くための道は、ぬかるみ状態。
まるで、ウッドストックだ。
映像を見ると、雨上がりで、背景の山々には、霧がかかって、幻想的な雰囲気になっている。
そこで、伝説的な演奏を残したピンクフロイド。
前衛的な演奏で、観客がどこまで理解したのかわからないが、歴史を作ったことに間違いない。
30分にも渡るチューニングを、演奏が始まったと勘違いした客もいたという。
ジャケットの内側はこんな感じで、当初のジャケットを再現。
箱根の後で、行われた大阪フェスティバルホールでのコンサートのちらしのレプリカ。
最初の来日では、唯一のホールコンサートだった。
このコンサートの出来もよかったという。
アフロディーテのちらし。
なかなか芸術的。
裏には、会場のイラストがあるが、まるで、学芸会。
ネットで、アフロディーテの思い出を綴ったネットブックが見れるようになっており、それによると、今も空き地になっているようだ。
箱根神社の裏手にあたり、今でも成蹊学園の寮があるようだ。
結構な分量で、読むのがたいへんなので、こちらも冊子につけて欲しかった。
チケットのレプリカ。
こちらは、当時のパンフのレプリカで、ミュージシャンの紹介などが続いている。
ミュージシャンは、歌謡曲からフォーク、ジャズ、ロックと多彩。
これで、かぐや姫のオリジナルメンバーが、高節さん以外、別人であったことを初めて知った。
後半は、解説になっており、福田一郎さんが、プログレは、ピンクフロイドと、ムーデイブルースのみと言っている。
本コンサートと関係のないグランドファンクレイルロードの伝説のコンサートの話や、中村とうようさんも、コンサートとは一見関係のない解説を載せている。
亀淵さんは、海賊版の話で、これまたコンサートとは直接関係ない?
此方は、原子心母のCDのパンフ。
まぁ、前衛的。
彼ら自身も何を演奏しようとしたいのか、手探りで、まとめ上げたのではないのか。
それを、ステージで再現するのだから、凄い。
そこから、狂気につなげていったことにより、神になった?
おまけのデカジャケ。
ジャケットも含めて、ディープなコンセプトアルバムだ。