今日は、ゴルフが入っていたのだが、緊急事態宣言で流れたので、行きたいと思っていた王子の飛鳥山近辺を散策。
まずは、渋沢資料館へ。
前に行ったことがあるのだが、大幅リニューアル。
その後、コロナで、なかなかオープンできなかったが、人数制限をかけて、やっとオープン。
渋沢栄一の年齢順に、業績が示される展示に変わり、見やすくなったが、テーマ別の前の展示に比べ、やや深みに欠けるような気がした。
より、一般受けする展示になったと思う。
青淵文庫は、栄一の傘寿を祝って、竜門社が、贈呈したという。
重要文化財に指定されている。
すばらし閲覧室。
ステンドグラスは、贅を凝らしたもの。
2階が書庫だそうだが、現在は、立ち入り禁止になっている。
晩香盧。
こちらは、喜寿のお祝いに、清水組から贈呈された。
迎賓館的に使われた。
暖炉の上には、喜寿を祝う寿のタイルが施されている。
渋沢栄一の像。
元々は、第一銀行の兜町支店にあったもののようだが、大震災で、転々とし、清和園に落ち着いたが、清和園の閉鎖に伴い、ここに移されたようだ。
こちらも、重要文化財に指定されている。
飛鳥山の施設は、大半が空襲で焼けてしまったが、この2つの建物だけでも残ってよかった。
隣の北区の博物館の一部が、大河ドラマ館になっている。
時間制なのだが、コロナの関係で空いており、いつでも入れる。
しぶさわくんは大張り切り。
なかなかの展示で、特にこの部屋は、渡仏時の撮影グッズが展示されていて、華やか。
その他に、撮影の合間のインタビューコーナーや、お札に自分の写真を組み込むコーナーなど、家族連れで楽しめる内容になっている。
ここからは、渋沢栄一になじみの神社巡り。
飛鳥山公園の隣にある七社神社。
西ヶ原の鎮守で、栄一が、ここに邸宅を構えたことで、氏子になったという。
社殿建設にも貢献したという。
栄一揮毫の社額。
七社神社近くの一里塚。
取り壊されるのを防ぐため、栄一が、この土地を購入し、都に寄付したという。
一里塚が、元あるところに現存するケースは、少ないという。
日本橋から、2つめの一里塚だった。
駅の北側に向かうと、都電通りが現れる。
懐かしい光景だ。
音無親水公園。
駅のすぐそば。
さらに北に向かったところに、王子稲荷神社がある。
落語「王子の狐」の舞台である。
華やかなイメージの社殿だが、徳川将軍家代々の祈願所として定められてきた。
裏には、さらに社がある。
この石を持ち上げられたら、縁起がいいそうだが、持ち上げられるわけもなく。
駅に戻る途中、葛(久寿)餅屋があったので、お土産ゲット。
創業130年とのこと。
おいしかった。
ということで、栄一に関わるところは、一通り回ることができた。
東京から近いし、渋沢ブームの今、訪れることをお勧めしたい。