池袋の件にしても、愛知のフェスにしても、K氏の結婚にしても、腹立たしいことばかり。
困ったものだ。
今日は、ついでがあって、六本木で開催中の、横尾忠則さんの、The Artists 展に寄ってみた。
ミッドタウンの21_21デザイン・サイトの、ギャラリー3で開催されている。
ミッドタウンガーデンにこんな施設があるとは知らなかった。
行ったのは、左の方だが、右の方でも、不思議な展覧会をやっていて、こちらは、有料にもかかわらず、若者が結構入っていた。
こちらは、行った無料の方の展覧会のエントランス。
係員2名、見学者、私も含めて2名。
当然、ゆっくり見れた。
こちらは、行かなかった方の展示に関連するサインだろう。
本展は、カルチェ財団が、横尾忠則氏に依頼した肖像画139点の展示で、日本初公開という。
財団のサポートのおかげか、無料で楽しめる。
普段は、パリで展示されているもので、取り上げられている日本人は、ビートたけしなどわずか。
知らない人の方が多い。
展示は、自画像と、三宅一生さんの肖像画から始まっているが、一つとして、似たパターンの肖像画はなくて、独特のセンスあふれる作品群になっている。
そして、それぞれのデザインが、対象モデルの雰囲気、キャラに合っていると感じられてしまうから不思議だ。
絵の中に、モデルの名も書かれているのだが、これまた、独自のタッチ。
Lou Reed。
1枚、1枚が、アート。
ということで、こじんまりとしたギャラリー一杯に、横尾さんの個性があふれていた。
コロナ禍での、芸術の在り方について、横尾さんがとつとつとしゃべる映像も、会場内に流れている。
そういえば、横尾さんとの出会いは、横尾さんの描いたビートルズのポスターを、レコード買った時にいただいて以来。
当時は、まだ高校生だったが、横尾さんは、グラフィックデザイナーとして既にトップを走っていた。
日本のアンディウォーホル的な存在と思われていたと思う。
小野洋子さん、樹木希林さん、篠山紀信さんとのトークイベントに、ビデオ参加された時に、ジョンとヨーコとの3ショット写真を披露されていたのも思い出。
その時は、確か、両足骨折で、突如、ビデオ参加になったのだが、それからずいぶん経ったが、元気で活躍されていることは、喜ばしい。