今日は、晴れたり曇ったり。
年に二度の庭木の伐採をやったが、毎度毎度たいへん。
でも、近所からの目隠しにもなってるし。
また、週末天気悪そう。
困った。
本書は、原書を持っていたのだが、読み始める前に、翻訳本が出たので、迷わずゲット。
2018年に、コンサートに行き、サインをいただくことができたPeter Asherさんによる、ビートルズ本。
本ツアーの件は、日本版序文でも触れられている。
ポールの許嫁?のお兄さんで、同居までしていたPeterさんの本で、期待して読んだが、期待通りの内容だった。
まずは、元同居者ならではの、インサイダー情報いっぱい。
既に、有名な話もあるし、初めて聞いた話もある。
ビートルズの名曲を、デモすらできる前に聞いた経験談は、彼しかできないものだ。
その後の芸術活動もすごい。
例えば、ジョンとヨーコが出会うきっかけになったヨーコのインディカギャラリーでの個展を企画したのも彼。
その後も、様々なプロデューサー業で成果を上げた。
ダーティマックが出たロックンロールサーカスの撮影現場にもいて、極めて退屈な時間だったという証言も面白い。
音楽家としても、ポールのおかげもあるが、大スターだったし、母がオーボエの先生ということで、音楽の知識も深い。
母は、ジョージマーテインのオーボエの先生だったという話は、初めて知った。
ジョンの魂のMotherの冒頭の鐘の音は、日本の梵鐘の音と思っていたが、教会の音をスロー再生したものという。
楽器の使い方、リズムの理論、ハーモニーの理論等、作り手側からのコメントも面白い。
昨年亡くなったフィルスペクターの実像についての話も興味深い。
ビートルズの最初のアルバムの写真が撮影されたEMIビルが取り壊されたとあるが、リノベだと思っていたのだが、真実は?
極めて多くの情報満載で、一つ一つ確認できたら、面白いだろう。
書きぶりも(翻訳のおかげかもしれないが)、フレンドリーで、ビートルズファンは、マストではないか。