かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

オーディオ小僧のアナログ放浪記

2022年03月08日 | Books



牧野さんの新作をゲット。

牧野さんの本は、世代が一緒で、あるある話が満載なのと、ゆるい書き振りが好きで、かなり読んでいる。
入り口は、ビートルズつながりなのだが、どんどん膨らんで、個展などにも行かせていただいた。
また、5月に個展を開かれるそうで、そちらも楽しみにしている。

本書のほとんどは、サライに連載されていたそうだが、アナログブーム復活に、牧野さんがどう向き合ってきたかというような内容。
今回も、あるある話満載で面白かった。
ただ、レコード探しのマニア度、防音室を作ってしまう徹底ぶりには、頭が下がる。
レコードの後半(内側の方)は、音が悪くなることは、知っていたが、それを緩和するため、中央から、外側に向けて、針を動かす盤もあることを知った。
執念は、恐ろしい。
フォノイコの話は、我が家のアンプには内蔵されているので、問題ない。
プレイヤーも2台持っているが、最近は、やはりダイレクトドライブの方ばかり使っている。
針も、ちょっと凝ったのを使っている。

アナログ盤カッティング工場見学記、オーディオ機械工場見学記などは、興味深かった。
このデジタルの世界で、アナログの世界を復活させるには、その時代の製造法を踏襲するしかないようで、驚かされた。
カッティングなど、もう少し、機械的な方法もありそうだが、手作り感満載だ。

クラシック音楽、リール・トゥ・リールは、あまり興味がなかったが、確かに、今の若い人は、リールを見たことがない人も多いのかもしれない。
小学校の時、親が、テープレコーダーを買ってきて、マイクで、いろんな音を録音したのを思い出した。
SONY製だった。
夢がある時代だった。

牧野さんと経験を共有できる世代の人にお勧めできる。

コメント
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