秋山さんの本シリーズは、たぶん全部持っている。
正直、あまりのマニアックさについていけないところもあるのだが、乗りかけた舟?
今回は、1986年~1996年の、ソロ作品について。
ジョン以外の3人の作品を、そのまんま発表順に、歌詞を分析していく。
歌詞カードがついているもの、翻訳あるもの、何にもないもの、いろんなパターンがあるが、秋山さんの耳と、知識をフル動員して、歌詞を読み解く。
昨日の対談を見ていると、歌詞を深堀りすることに、どれほどの意味があるのかと思ってもしまうが。
特に、歌詞カードと翻訳、間違っているところは、徹底追及!
この時期のアルバムは、当然?全部持っているわけではないので、確かなことは言えないのだが、本書を読む限り、かなりいい加減な翻訳が、平気でなされていることに唖然とする。
翻訳者の名も挙げられているので、翻訳者の方は、本書を読んで、どう思うのだろうか。
もちろん秋山さんの訳が正しいとは限らないのだが、どう見ても誤りというケースも少なくない。
時間に追われ、歌詞の背景も知らずに末キると、頓珍漢になる。
一方、深読みし過ぎ?と感じるとこもあり、じっくりと、CD聴いて、原詩、末A本書を比べて読んだら、また新たな発見があるかもしれない。
3人の、この時期のソロ活動は、ジョンの死の影響もあり、活発だったとは言えないし、作品的にも地味なものが多いような気がする。
勢い、歌詞も、そんなに輝いているものはないように思う。
秋山さんの本に対しての反論本などがあると、盛り上がっていいのだが。
次作にも期待。