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かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

DAVID BOWIE SOUND+VISION COMPLETE

2022年03月11日 | Music

3.11から、11年。
帰宅困難者ではあったが。
原発事故は、その後のエネルギー政策に大きく影響している。
そして、このウクライナ侵攻。
負の連鎖が続いてしまっており、残念だ。



和久井さん責任編集の、デビッドボウイ本が出た。
ディスコグラフィを軸として、ボウイの芸術活動の全貌が見える工夫がなされていて、すばらしい1冊になっていた。
心配した誤植も見つからなかった。

ボウイが亡くなって、もう7年になるという。
私は、ちょうど、海外から帰ってきて、成田に着いた時に知ったのだが、言葉を失った。
まさに 茫然自失。
というのも、ブラックスターという新作が出て、いよいよツアー復活してくれるのではないかと勝手に思っていたりもしていたタイミングだったからだ。

本書を見て改めて思うのは、ボウイが常に変化を求めていて、それを、もがきながらも、成功させ、次のステップ=変化に進んでいったこと。
そして、最後が劇的過ぎる。
初期の名曲"CHANGE"を自ら具現化していった。

たった1回行けたシンガポールで見たリアリティツアーだが、立派なDVD、CDになっていて、かなりトータルな内容で(ヒット曲を網羅しかつ新曲も披露)、うれしい。
その他にも、様々なバージョン、ライブ盤などが出ていることを知った。
よくもまぁ、これだけの情報をまとめられるものだ。
2002年にシンガポールで買ったベスト盤のCD、DVDが、国によって内容を変えていることも本書で知った。
シンガポールで買ったから、イギリスバージョンだったのか。
確認すれば、わかるそうだが、このベスト盤が、しばらく、真のベスト盤だった。

最初の来日の時は、仙台に住んでいたが、友達のお姉さんが、東京まで見に行って(当時、新幹線はない)、コンサートの興奮を話してくれたのを思い出す。
当時は、クィーン同様、女性の方に人気があったと思う。
そのスターマンのキャラも、すぐに脱ぎ捨て、次の世界に飛び出していくのだが。

何故か、このタイミングで多量のボウイ本が出ており、どれがベストなのかわからないが、本書もベストの内に入るとは思う。



直接著者から入手したので、おまけのポスター付。



こちらは、ポスターの裏。



こちらはおまけのCD。



西新宿で、売ってそうな内容だが、1990年5月16日の東京ドームでのライブ盤。
ヒット曲ばかり抜粋してある。
かなり音圧が高く、演奏もワイルド。
ボウイも、観客も、凄いノリで、興奮が伝わってくる。
アレンジも、聴いたことがないものが多く、この時期のライブ盤は聞いたことがなかったのかもしれない。



このおまけだけでも、ゲットする価値あり。
この時期のコンサートに行けていたら、もっと違ったボウイ像が、記憶に残ったかもしれない。
それにしても、これだけすばらしい作品群を残してくれたボウイ。
ありがとう。

コメント
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