かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

Mersey Beat Vol.3 No.66

2022年11月21日 | The Beatles
今朝は、冷たい雨だったが、午後には、見事に上がった。



久し振りにMersey Beat誌をゲット。
これまで、5号ぐらいゲットしただろうか。
今回、久しぶりに、ビートルズが表紙の出物があったので。
1964年1月30日~1964年2月13日号とあるので、隔週発刊だったのだろう。
リバプールの音楽誌で、25万部とあるので、相当売れていたことがわかる。
ビートルズを追っかけたグループが溢れていた。
一つ一つの記事が、今となっては重要な情報を含んでいる。
全号分析したら、立派なマージー・ビート史ができるだろう。

この表紙のビートルズの写真は相当古い写真と思うのだが。



ページを開けると、ローリーストームの写真が目についた。
病院を退院したという記事だが、バルコニーから30フィート落っこって、入院したという。
パビリオンの屋根に登って落ちたというから、命に別状がなくてよかった。
結局彼が早逝してしまったことを、今の我々は知っているが。



このページの左側には、投稿欄で、カリフォルニア州在住の女性から、西海岸でも、大人気とレポートしている。
その右には、Pop Nylon Chartというのが載っていて、1,ポール、2, ジョージ、3,クリフ、4,デイブ、5,エルビス、6,ビリー、7,リンゴ、8,ジョン、9,ジェリー、10,フランキーと、9位までだれかすぐわかるのが凄い。
フランキーは、フランキー・ヴァリか。
その下には、ビートルズのポスターの広告が載っている。

ページの右に目を移すとMersey Beatleというコーナーがあって、ビートルズの初期の写真の送付を呼びかけている。
初期の写真を集めた冊子を作ろうという企画があったようだ。
この冊子があれば、かなり貴重なものになるだろうが、実現したのかは定かではない。

その下には、当紙での、BeatComberのコラムがジョン・レノンによるものだったと明かされている。
そのコラムがどのようなものだったか、わからないのだが、かなりユニークなものだったらしい。
近々本になるとあるので、In His Own Writeの元になったコラムなのかもしれない。
その右には、ポールとジェーン・アッシャーの婚約の噂についての記事。
噂はフェイクと言い切っている。
今の世もあまり変わらない?
その下の広告は、ビートルズの宣伝のようで、それに便乗したケーキの宣伝。



この見開きにも、左にビートルズの写真。
ただ、ビートルズと直接の関係はなくて、キャバーンクラブで開催されるコンテストの宣伝。



その次ページにも、ビートルズの写真と思ったら、そっくりさん。
ビリー・ジェイ・クレイマーや、MOJOsの記事。
ビートルズに続けと、続々とグループが誕生していた。



右1ページは、キャバーンクラブの宣伝。
この時期になると、あまり知った名前はないが、リバプールで最有力のクラブであったことがわかる。

最終頁を見ると、マージーサイドでのベスト20が載っているが、1位は、The Swinging Blue Jeans、2位は、The Dave Clark Five になっている。
3位は、The Serchersで、4位がI want to hold your hand。
5位にGerry & The Pacemakers、6位に、The Mersey Beatsが続く。
ビートルズの曲は、他にShe Loves Youがランクイン。
ストーンズは、I Want Be Your Manと、E.P.がランクインしている。

ビートルズは、世界に羽ばたいたとはいえ、まだまだ熱気満々のリバプールの雰囲気を伝える逸品。

コメント
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