かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ビートルズ作曲術

2023年12月06日 | The Beatles
今日は、好天。
家の雑事等に従事。



本書は、出たばかり。
と言っても、ジョンとポール編は既に出ており、シリーズ3冊目。
前の2冊も持っているのだが、まだ読めていなくて、本書が先になった。

本書では、まず前の2冊で(たぶん)取り上げられなかったリンゴとジョージの曲について分析。
テクニカルなところは、正直、すっと頭に入る感じではないのだが(この辺は、ミュージシャンが1枚も2枚も上)、おしゃっていることはよくわかるし、新たな知識も得られる。

世の中、古今東西、無数の楽曲があるわけだが、その中で、ビートルズの曲がなぜ、長くもてはやされるのか。
その秘密は、それぞれの楽曲で違うのだが、長音階の順次進行や、ブルーノートや、ペンタトニック、教会旋法、メリスマ(こぶしのような歌い方)、などが見られるのだが、これらは、4人が習ったのではなく、自然に身に着け、作曲時に絞り出した結果組み入れられたということなのだろう。
特に後期になると、変拍子、転調も増えてくる。
歌詞にも深みが出て、複雑なものが増えてくる。

リンゴの楽曲についても、高い評価をしており、Octopus’s Gardenは、最高傑作とする。
構成、歌詞、リンゴ独特のドラミング(正確さと揺れ)ハイハットとシンバル多用、タムタムなど。
言われてみればそうなのだが、確かに、リンゴのドラミングの正確さは、ビートルズを支え続けた。

ジョージの後期の貢献は、今更言うまでもない。

面白かった。
ジョンと、ポール編も早く読まなければ。
コメント
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