かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

古代世界の超技術

2023年12月28日 | Books


今日も伊豆。
昨日よりいい天気。
素晴らしい。
お約束の寿司屋が今日は開いてて、開店と同時に入ったが、すでに満席で、20分ぐらい待った。
まずは、金目!



鮑!



ホッキ貝もコリコリしてて美味しい。



古代日本の超技術と同時に出た、世界版。

世界と言うからどうかなと思ったが、ストーンヘンジ、ローマのパンテオン、兵馬俑、デリーの鉄塔など、行けてるところも多く、もちろん未踏破のところも、行きたいところばかりで、興味深く読めた。

ピラミッドなど、昔から、製法について議論されてきたモニュメントだが、かなり製法は解明されてきているようだ。
ただ、私が、聞いていたものとちょっと違うので、まだ確定はできていないのだろう。
それにしても、とんでもなく広く、高く、精巧な建造物で、今後も議論が続くのだろう。
スフィンクスが、ピラミッドより、かなり後にできたと述べられているが、どれだけ、市民権を得た説なのだろうか。
ピラミッドとスフィンクスが対というイメージが頭にしみついてしまっている。

ストーンヘンジについては、訪れたことがあるにも関わらず、本書でそのすごさを再認識した次第。
石もピラミッドより巨大で、かつ空中に持ち上げている!
また、崩れないための工夫もハイテクで、後に再建された部分よりも、頑丈という。
さらに、その配置がまた精巧。
当時のブリトン人は、高度の天文学的知識を有していたものと思われる。
回りに同様の遺跡が発見され続けているそうだ。

ローマのパンテオンは、ローマ時代にあのような巨大でかつドーム型の建物を作る技術があったのかと、私も行った時にびっくりしたが、ローマのコンクリートの技術にその秘密があるとのこと。
ローマ時代のセメント技術は、現代より上で、耐久性が強かったが、その後忘れ去られ、新たなコンクリート技術は、便利だが耐久性の低いものになったとのこと。
特に、鉄筋コンクリートは、鉄筋の腐食があるため、耐久性が極めて低い(我が家は大丈夫か?)。

兵馬俑の巨大なテラコッタを焼く技術も、それが秦の時代だったことを考えると群を抜いている。
焼く前に顔手足を接合したか、焼いた後に接合したかは、未解明とのこと。

インドのさびない鉄柱の話は、日本の古代の製鉄技術の話と共通している。
古代の鉄は、黒光りはするがその後の劣化が進まない。

メソアメリカ・アンデス文明の話や、ギリシャ文明、ローマ時代の水道橋の話など、題材は有名なものばかりなので、多くの読者の興味を誘うところだろう。
古代文明に興味のある方に、広くお勧めできる。
コメント
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