今日も在宅。
小雨がぱらつくはっきりしない天気だが、そう寒くはない。
本書は、今年1月に泉屋博古館での青銅器の特別展に行った時ゲットした。
その展覧会に合わせて、図録代わりに発行されたものかもしれない。
著者の山本さんは、博古館の学芸員で、住友家の青銅器コレクションのことは熟知されている。
かつ、そのコレクションは、代表的なものを網羅したもので、自然と、殷周時代の青銅器の図鑑的な1冊になっている。
項目的には、器種カタログ、文様ラビリンス、金文を読む、青銅器はどう鑑賞されてきたかという4章立てになっており、写真も豊富で、説明も入門書から1歩踏み込んだ、ディープさで、幅広い読者の期待に応える内容となっていた。
器種については、何故このような不思議な形の酒器類が多量につくられたのか、しかも形毎に名前までつけられている。
鼎(かなえ)ぐらいは、高校の漢文の時間に習ったが、その他は名前も聴いたことがないし、漢字も見たことがないものが多い。
殷周時代の王様の権力の大きさを思う。
文様については、饕餮文(とうてつもん)については、代表的なもので、よく目にしていたが、よく目を凝らすと、隙間には、龍や、様々な動物の文様が彫り込まれている。
とにかく、隙間を作らず、徹底的に装飾で埋め尽くす。
金門は、青銅器に彫り込まれた文字類だが、まさに元祖漢字で、その形、内容は、極めて貴重なものだ。
この金文から、酒器の名が分かったものも多い。
様々な儀式の際、贈られたものが多いことがわかる。
当然、当時、大貴重品であった。
最後に、日本各地の青銅器コレクションを紹介している。
かなり見たものが多いが、とにかく大きいものが多く、数も多い。
たぶん、1900年代前半に、中国に進駐していた時代、現地で、収集されたものが多いのだろう。
しっかりと保存し、研究を続けることにより、日中の文化の懸け橋になればいいと思う。
小雨がぱらつくはっきりしない天気だが、そう寒くはない。
本書は、今年1月に泉屋博古館での青銅器の特別展に行った時ゲットした。
その展覧会に合わせて、図録代わりに発行されたものかもしれない。
著者の山本さんは、博古館の学芸員で、住友家の青銅器コレクションのことは熟知されている。
かつ、そのコレクションは、代表的なものを網羅したもので、自然と、殷周時代の青銅器の図鑑的な1冊になっている。
項目的には、器種カタログ、文様ラビリンス、金文を読む、青銅器はどう鑑賞されてきたかという4章立てになっており、写真も豊富で、説明も入門書から1歩踏み込んだ、ディープさで、幅広い読者の期待に応える内容となっていた。
器種については、何故このような不思議な形の酒器類が多量につくられたのか、しかも形毎に名前までつけられている。
鼎(かなえ)ぐらいは、高校の漢文の時間に習ったが、その他は名前も聴いたことがないし、漢字も見たことがないものが多い。
殷周時代の王様の権力の大きさを思う。
文様については、饕餮文(とうてつもん)については、代表的なもので、よく目にしていたが、よく目を凝らすと、隙間には、龍や、様々な動物の文様が彫り込まれている。
とにかく、隙間を作らず、徹底的に装飾で埋め尽くす。
金門は、青銅器に彫り込まれた文字類だが、まさに元祖漢字で、その形、内容は、極めて貴重なものだ。
この金文から、酒器の名が分かったものも多い。
様々な儀式の際、贈られたものが多いことがわかる。
当然、当時、大貴重品であった。
最後に、日本各地の青銅器コレクションを紹介している。
かなり見たものが多いが、とにかく大きいものが多く、数も多い。
たぶん、1900年代前半に、中国に進駐していた時代、現地で、収集されたものが多いのだろう。
しっかりと保存し、研究を続けることにより、日中の文化の懸け橋になればいいと思う。