かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

悠久のエジプトその7 メンフィス博物館

2024年02月28日 | Europe・Middle East・Africa
今日も関西、いい天気。
遅々として進まないエジプト旅行の報告の続き。



ダハシュールからちょっとカイロ方向に戻ったところに、メンフィス博物館がある。
メンフィスは、古王国時代の首都で、テーベ(ルクソール)に都が遷り、衰退したが、ペルシャ時代に復活し、ローマ時代には、アレキサンドリアに次ぐ第2の都市として栄えた。
そこにあるのが、メンフィス博物館。



博物館というものの、このラムセス2世像を覆う体育館のような大きな建物。
身長15mというが、こんな大きな巨像が、本当に立っていたのだろうか。
砂に埋もれていたため、保存状態もよい。
この巨像を掘るだけでもたいへんなのに、それをどうやって立てたのだろうか。
まだ、鉄もない時代だ。



2階の廻廊から見下ろせるが、それでも、1枚の写真に収めるのが難しいほど、巨大。
足を踏み出している姿で、これは、生きている姿を現している。
足をそろえ、手を胸でクロスさせる姿は、亡くなった後の像だ。



博物館の奥の庭は、屋外博物館になっていて、貴重な、発掘物が、展示されている。



その中でも目玉なのが、このアラバスター製のスフィンクス像。
長さ10m。
1912年に発掘されたそうだが、エジプトで、一番保存状態がいいスフィンクスと言われている。
鼻やあごひげも綺麗に残っており、全体のスタイルも美しい。



神殿があったと考えられており、今は、その両側に発掘物が展示されている。
今も発掘進行中。



ヒエログリフ文字が残る石棺。



突き当りにも、ラムセス2世の像がある。
本当は、隣に、立派な博物館を作って、これらのお宝を綺麗に展示したらと思う。
神殿跡は、もっとしっかり発掘すれば、いろいろ出てくるのだろう。
ラムセス2世の像は、移動できないと思うが。

コメント
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