かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ビートルズの作曲法

2012年11月20日 | The Beatles



ビートルズ本の発刊は、止まることを知らない。半世紀前にデビューしたグループ。私の生まれた年から半世紀前とすると、伊藤博文暗殺?とにかくすごく昔だ。しかも、当時は、まだ遠い?海外のグループだ。

本書は、出たばかり。異色本なので、GETしてみたが、相当専門的。マニアックというよりは、専門的。音楽的素養がないと、ちょっと難しい。

ペンタトニック、ブルーノート(これは、お店のおかげでちょっと一般的?)、長旋法、アーメン終止、倚音(いおん)、ドローン等々のテクニカルタームが、すんなり入ってこないと、理解は難しい。

ただ、読み終わるとわかるのは、ビートルズの音楽がこれだけ、長く愛され続けるのは、理由があるということ。
そして、それは、彼らの個性と、長い下積み時代からの経験により、編み出されたということだ。たぶん、
もちろん、彼らの前にも、いろんな技法があったわけだが、彼らは、それを、ビートルズのものとして昇華させた。本書は、それを、見事に浮き出させているように思う。
彼らは、たぶん勉強してそれを学んだのではなく、曲を作る過程で、思考錯誤していく中で、編み出していったことなのだろう。

題材にしている曲は、中期から、後期の5曲。JL×2+PM×2+GH×1=5。それぞれについて、構成、メロディ、コード進行、アレンジのポイントを中心に分析している。

音楽を志す人向けだが、ふつうのビートルズファンにも、それなりには、楽しめる本。
彼らが本書を読むと、たぶん驚くであろうほど、深く分析されている。

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ウィズ・ザ・ビートルズ

2012年11月19日 | The Beatles


本書もビートルズレコードデビュー50周年記念本。
松村さんの名前は、いろんな雑誌で、出会ってたから知ってたけど、ここまでビートルズフリークとは知らなかった。

いわゆるビートルズ第一世代の最若手?と言えるだろう。でも、もう還暦。
ちょうど小学生から高校生だったころが、ビートルズの活動時期だったという。
私は、幼稚園から、小学生だったから、ずれていて、ビートルズ第二世代になる。

ビートルズの唯一の日本公演にもちゃんと行かれているし、結局高校中退して、音楽関係?の道に入った。

ビートルズの出したアルバム、活動を軸にして、自分とビートルズの関係という視点を加え、ひじょうに読みやすく、INGで体験した人だからこその持論を展開されている。ただ、ビートルズ関連の薀蓄については、他本でも触れられているものがほとんどだから、興味は、松村氏のビートルズ体験に集中する。

デッカオーディションテープがCDになっているかは不明とのくだりが、あるが、アンソロジーに数曲入っていることを知らないことはありえないし?

ビートルズは北極星という表現があるが、確かに、この50年、常に音楽の世界の中心にいたという意味では、面白い例えだと思う。現代音楽で、これだけ、長くこの世界の中心に居続けるミュージッシャンンなど他にはいないのだから。

日本人の第一世代のビートルズファンが、どんな環境で、ビートルズを体験していったかがわかる貴重な本。だんだんこういう話をできる人も少なくなってくるのだろう。
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Two Virgins

2012年11月18日 | The Beatles


Two Virgins というJLとYoko Onoが出した、最初のアルバムをご存じだろうか?

ビートルズ関連のアルバムを全部集めるというのは至難の技だから、話題性の高いアルバム中心にということで、今回GETした。

ジャケ買いという言葉がある。ビートルズのオリジナルアルバムのジャケは、どれもよくできていて、特に、With the Beatles や、Sgt. Peppers、The Beatles (White Album)などは音楽界の歴史を変えたと言っても過言ではない。

そんな中で、このアルバム。表ジャケットは、二人のすっぽんぽん。1968年当時、日本で発売が許されるわけもなく。
今は、CDが出ていて、そのパッケージ内で、その写真が使われているらしい。今でも、堂々と売れる代物ではない。
ということで、本ブログでも、本来、表ジャケットの写真を使うべきなのだが、何かあるとまずいので、裏ジャケの後ろ向きの写真のみ掲載。

音は、全然期待していなかったのだが、まぁ、評価不能。ビートルズで言えば、ホワイトアルバムのころになるが、Revolution No.9に、その片鱗を垣間聴くことができる。
”ねぇ、ちょっと寄って行かない?”のフレーズを繰り返す音(敢えて、曲とは言わない)を、評価しなさいと言われても.....
当時の、欧米人で、このYoko Ono が繰り返すフレーズの意味を知っていた人がどれだけいたか?

JLとYoko Ono の出会いは、1966年11月9日と言われるが、その後もコンタクトを続け、ついに、1968年5月19日に、妻のシンシアが旅行に出かけた空きに、JLは、Yoko Onoを自宅に招待し、本アルバムを作成。その晩に、初めて結ばれたとJLは言っている。

コンサート活動は、休止したとはいえ、ミュージックシーンの中心にいたビートルズのメンバーが、このジャケット、この音である。世間ももちろんだが、他のメンバーも面食らったことだろう。

ただ、ジャケットには、”When two great Saints meet it is a humbling experience. The long battles to prove he was Saint"とのPMのメッセージが載っていた。
このタイミングでのこのメッセージを、どう解すればいいものか?

本ジャケットは、ステレオバージョンのもので、モノラルバージョンのものは、ちょっと仕様が異なっており、とんでもない高値で取引されている。
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The Beatles 50th Anniversary

2012年11月17日 | The Beatles

今日は、ゴルフ&同窓会だった。
ゴルフは、生憎の天気で、とほほ。
相変わらず、週末のスケジュールがタイトだ。



本書は、ずいぶんお世話になっているザ・ビートルズ・クラブの、ビートルズレコードデビュー50周年記念本。

ずいぶんお世話になっているが、クラブの歴史は知らなかったので、面白く読めた。ちょっと値段は高すぎるけど。

元々このクラブは、ビートルズが来日したことをきっかけに、ビートルズ研究会ができて、その後、ビートルズシネクラブとして、ビートルズの映画の映写会を始めたのがきかっけでできたらしい。
その後、日本各所で、ビートルズフェスティバルや、ビートルズ復活祭などを企画し(私もどこかでお世話になっていたかもしれないが、定かではない)、紆余曲折を経て、今日に至っているということを知った。
今の会長が、そんな前から会長だったとは?
ビートルズの歴史もすごいが、それを支えるファンの組織もすごすぎる。
感謝である。

本書のメインは、ビートルズや、関係者のインタビュー集。
本クラブの独占インタビューばかりなので、私にとっては、初めてのものばかり。
特に、ポールが逮捕された前後のインタビューが興味深い。今同じことが起こっても、絶対手錠かけて、牢屋にぶち込むようなことはしなかったろう。時代を感じる。

マドンナとジョージのインタビューも興味深い。ジュリアン・レノンとのインタビューも。
当ファンクラブのおかげで、来年のRSのコンサートにも行ける見込み。

対象は、何でもいいんだけど、長い間、興味を持ち続けられるものがあるってことは、幸せなことだと思う。

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The Beatles 50th Anniversary Special!!

2012年11月16日 | The Beatles


本書も、ビートルズレコードデビュー50周年企画。
しかしちょっとこれは...

50周年で、CROSSBEATとしても、何か出さなくてはという強迫観念にかられたのか?
別にケチをつけるわけじゃないんだけど、ビートルズの歴史、関連人物の紹介、アルバムの紹介等を軸にした企画は、流石に、これだけ、研究されつくされたビートルズをテーマでは無理。

派生的な情報を加えて個性を出そうとしているが、こじつけ感が出てしまって、ますます???になってしまっている?
出版社は、シンコーミュージックエンタテイメントとなっているが、シンコーミュージックの関連?

初心者にはまぁまぁかもしれないけど、ある程度知っている人にとっては、ちょっと厳しい本かな?
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