J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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選手・現場の声47

2017-02-18 00:59:48 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 今日、ちょっと目を引くコラムを見つけました。今、Jリーグは韓国人GKに席巻されているという内容。
           
【川口能活が語る韓流GKブーム。「日本人との差は跳躍力と……」:Number Web】
 Jリーグに韓国人GK韓流ブーム到来か。'09年にセレッソ大阪のキム・ジンヒョンがブレイクして以来、韓国人GK増加の波がピーク。今季のJ1で韓国人GKが在籍しているクラブは5/18という数。
J1:札幌:ク・ソンユン、鹿島:クォン・スンテ、川崎:チョン・ソンリョン、C大阪:キム・ジンヒョン、アン・ジュンス、神戸:キム・スンギュ
J2:群馬:ハン・ホドン、松本:ゴ・ドンミン、岡山:イ・キョンテ、愛媛:パク・ソンス
 総勢10人。数だけでなく、うち7人が身長190cmを超える大型GKで、J1に限れば、アン・ジュンスを除く全員が韓国A代表経験選手。質とサイズを備えたトップ・オブ・トップの韓国人GKが集結。なぜJクラブは韓国人GKを獲得するのか。韓国人GKは、日本人GKと比べてどこが優れているのか。以下はJ3相模原の元代表GKの川口選手のコメント。
〔相手を威圧し、味方を安心させる冷静さと闘争心〕
「絶対に止めてやるという気迫や闘争心は、GKにとって絶対に必要なもの。闘争心を見せることで、シュートを打つ側にもプレッシャーがかかると同時に、味方の選手には安心感を与えるような雰囲気を醸し出すことも重要。川崎のチョン・ソンリョン選手は、冷静さと闘争心を併せ持っており、日本人GKが見習うべきところ。ギラギラ感のある日本人GKの登場を期待。昨季ブレイクした鹿島の鈴木選手のような選手が、どんどん出てきてほしい」
〔シュートに対してワンステップで届く跳躍力がある〕
「フィジカルに関しては、日本人GKよりも韓国人GKのほうが優れている。体の大きさや強さではなく、身体能力という意味でのフィジカル。例えば韓国人GKには、シュートに対する跳躍力があり、厳しいコースにシュートを打たれても、ワンステップのジャンプで手が届く跳躍力を備えているからこそ、対応できる範囲が広い。単純にパワーもあるから、キックの飛距離も出る」
 確かにチョン・ソンリョンやキム・ジンヒョンは、難しい体勢からでも相手最終ラインの背後までロングフィードを蹴ることができ、飛距離と滞空時間の長いボールだから、その間に味方は全体のラインを押し上げる事が可能。
〔日本でも育成年代からフィジカルを鍛えるべき〕
「もちろんロングキックの飛距離が出なくても、それはチーム戦術によってカバー可能。J1鹿島の曽ヶ端選手は、キックの飛距離はそれほど出ないが、ロングフィードを蹴る場合には、チームとしてサイドへ蹴ることを徹底し、そこに空中戦の強い選手を置くことで解決。昨季、キックの飛距離だけを考えたら、チームは曽ヶ端選手ではなく櫛引選手を使っていたはず。曽ヶ端選手にはキックの飛距離を補って余りある技術や経験があり、チームはそれを優先。
 GKのベースとなるのは、この技術や経験とセンス。背が低くてもクロスを最高点でキャッチできる技術やセンスを備えていることの方が重要。この細かなポジショニングやシュートストップの技術、センスに関しては、日本人GKと韓国人GKに大きな差はないので、日本でも育成年代からGKとしてのフィジカルを鍛えるようなトレーニングが必要」
〔「Kリーグでプレーしてみたい」と思っていたが……〕
 川口選手は韓国人GKの能力を高く評価する一方で危機感も。J1磐田のカミンスキー選手を含めれば、J1の18クラブ中6クラブの正GKが外国人選手である事は、日本人GKがトップカテゴリーの試合を経験できなくなることを意味。韓国も同じ問題に直面していた時期があるとか。川口選手が磐田時代、チームメイトのイ・グノ選手(当時)に「将来、Kリーグでプレーしてみたい」と言うと、「残念ながらKリーグではプレーできない」と返答。
 韓国は外国人GK登録禁止のレギュレーションを設定。'90年代、Kリーグでは多くのクラブがロシア人選手に正GKを任せる事になり、その結果、韓国人GKのレベルが低下。この状況に危機感を抱いたKリーグでは、'09年から外国人GKの選手登録を禁止。この環境下で育った韓国人GKが現在、Jリーグに大量流入。このまま韓国人GKが増え続ければ、日本がかつての韓国と同じ状況になる可能性も。
「韓国では中学生の年代から各チームにGKコーチがいて、専門のトレーニングを受けている選手が多いと聞く。日本もサッカー界全体のプロジェクトとして、GKを育てる環境をつくる必要がある」と川口選手。
〔自由競争と保護主義”、日本はどっちを選択する?〕
「歴史的にも、素晴らしいGKを擁することなく何かを勝ち取ったチームは存在しない。GKはサッカーで最も過小評価されたポジションでありながら、勝つために最も重要なポジションの1つ」とアーセナルのベンゲル監督。
 チームが勝つために、国籍を問わず優れた外国人GKを補強する事は自然な流れだが、未来の日本代表のゴールマウスのことを考えれば、不安要素。このまま自由競争の下、ギラギラ感とフィジカルを備える日本人GKの出現を待つべきか。Kリーグと同じく外国人GKの獲得を禁じる保護主義への転換によって、日本人GKにプレー機会を与えるべきかを近い将来、日本サッカー界のGK政策をが問われることになると締めくくっています。

 という内容でした。J2岡山の選手名が2人出てきましたね。イ・キョンテ選手と櫛引選手。現在5人のうち、2人が注目されているとは。入団発表後、GKが5人って多いよなぁと思っていましたが、GKというポジションが重要を認識している証拠ですね。コラムでは櫛引選手はロングフィードはいいが、フィジカルや技術、経験が曽ヶ端選手より劣っていたと論じています。リオ五輪の時は、試合勘の欠如が問われて、2試合目から外されました。櫛引選手にはぜひ岡山で覚醒して欲しいですね。イ・キョンテ選手への期待も大きいです。
 このコラムを読んでいて、日本サッカーの一つの強化法が見えてきました。韓国が外国人GKの選手登録を禁止して、GKの育成に成功しています。日本の課題はFW。極論ですが、外国人FWの選手登録を禁止すれば日本人FWはレベルアップする事になります。現実的には興業面(Jリーグ自体が大物選手の獲得を推奨)でも国産FWのみの編成は無理かな。某黄色いチームのようにFW3人ともブラジル人というチームもあるし。完全禁止はできなくても、何人までとか人数制限はできるのでは。当ブログも今後は外国人GKにも注目していきたいと思います。
Number web該当記事:http://number.bunshun.jp/articles/-/827456

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Jリーグの話題133

2017-02-17 00:01:09 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 昨日、ちょっと面白いコラムを見つけました。サッカー界における「高齢化」というテーマ。何かちょっと地味な話題ですが、どのみちどうしても、そのうち触れざるを得ない問題だと思います。以下、抜粋して紹介。
   
【サッカー界も取り組むべき高齢化問題】
〔観戦者の平均年齢は41・1歳〕
 日本人の平均年齢は2015年時点でおよそ「46歳」で、世界ランキングの1位。人口学では、65歳以上の高齢者の占める割合が、全体の14%を超えると「高齢社会」と呼ぶそうだが、日本は1994年にその高齢社会へ突入。
 同じ先進国の中では、ドイツやイタリアも平均年齢が45歳を超えているが、アメリカと中国の両大国は30代後半。イギリスも、まだ40歳。日本の高齢化は今後も加速する一方で、20年後には平均年齢が50代に達するとも。
 当然、サッカー界も高齢化と無縁ではなく、Jリーグが2015年に公表したデータでは、観戦者の平均年齢は「41・1歳」。年齢層が高い印象を受けるものの、日本人の平均年齢と比べれば5歳ほど若く、年齢層別では40代が29・1%と最多。また、50代以上は27・3%であり、観戦者の56・4%が40代以上。
 クラブ別(J1)では、観戦者の平均年齢が30代だったのは鹿島(36・7歳)を含む6クラブのみ。残る12クラブは、いずれも40代。最も平均年齢が高い新潟は47・1歳、次いで湘南が46・1歳、さらに広島が44・7歳、仙台が44・3歳という状況。
 また、特定クラブを応援するサポーター歴(観戦歴)をみると、リーグ全体で「10年以上」と答えた人の割合が44・8%と最多。これに「5年以上」と回答した人(23・2%)を加えると、実に68%が固定客となるので、短期間のうちに年齢層の分布が大きく変わることはなさそう。
 将来的に高齢化が進むのだから、シニア層(中高年)により楽しんでもらえるアイディア、環境づくりを検討したい。バブル経済崩壊後、社会人となった世代がすでに40代へ突入しているが、資産(貯金)や収入(給料)など厳しい経済状態にある若者世代と比べるとシニア層には総じて余裕がありそうであり、余暇時間が長いのも定年後(65歳以上)の人たち。
〔高齢社会に適した興行の在り方とは?〕
 サポーター歴が長いという点にも着目すれば、クラブを支えた往年のスター選手、OBを絡めたイベント(試合やトーク)の開催や、彼らの功績を振り返るミュージアムを開設し、過去の名勝負を映像で流したり、定期的にサイン会を開いたりするアイディアも。個人的に海外へサッカー観戦に訪れた際、試合と並んで楽しみなのが、ミュージアムを訪れること。
 Jリーグも誕生して20年以上が経過。そろそろ、歴史自体が「価値」を生み始める頃ではないか。Jリーグクラブが独自で歴代ベストイレブンのファン投票を実施して、選出された面々を呼んで、イベントを開くのもアリ。
 スタジアムでも、シニア層への「おもてなし」を充実させてもいいと思われる。プロ野球の球団では子育て世代向けの「ファミリーボックス」が人気と聞くが、少しばかり贅沢を味わえる「ボックス席」などが用意してもいいのではないか。
 Jリーグの場合、自前のスタジアムを持つクラブが少ないが、所有者(行政など)に働きかけて、観戦環境の改善に乗り出す、知恵や工夫が必要。中高年になるとできるだけ人混みや行列を避けたい、という心理が強く働くようになるかもしれず、そうした部分にも、より配慮する必要性が向上。今から、高齢社会に適した興行(イベント)の在り方を考えたいと締めくくっています。

 上の記事を読むと、J1の中でも市民クラブが高齢化しているようですね。まあ、市民クラブは家族連れからお年寄りまで、ファン・サポーター層が特に幅広いからしょうがないか。上の記事では高齢者にもっと目を向けて、興業企画を考えるべきとありますが、当ブログでは敢えて逆の論調を取りたいと思います。
 なぜ高齢化したのか、それは若者層を増やせなかったからではないでしょうか。今まで長い間問われていた「ライト層の取り込み」の失敗。それに尽きるのではないかと。Jマジ20などの企画がありますが、まだまだ足りないのでしょうか。サッカーやフットサルをやる競技者の年齢は若い人が多いのに、観戦者には若い人が比較的少ない。フットサルを楽しむ若い知り合いに聞いても、「サッカーはプレーはしたいが、観に行きたいとは思わない」とよく耳にします。若者のサッカー観戦文化をどう構築するかが、今後の深い課題だと思います。高齢者向けの企画は特に強調してやらなくていいと思います。文面にもありましたが、固定化しているので。
 あと、個人的に時々思うのが、ファン・サポーターも高齢化しつつあるが、選手も人気選手ほど高齢化しつつあるのではないかと。今のJリーグで、カズ選手が50歳で活躍するほど、カズ選手の黄金時代を知らない若者層が引いていっているのかもしれません。他の競技では東京五輪に向けて、10代のスター選手が次々と誕生していますが、サッカーでは久保選手くらいで貧弱な状況。それはそのまま日本代表の伸び悩みにも重なります。日本サッカー界にとって、高齢化を賛美する前に、ファン・サポーターの東京五輪世代の育成が必要なのではないでしょうか。ライターの北條さん、ごめんなさい。何かネガティブな形で締めちゃって。
VICTORY該当記事:https://victorysportsnews.com/articles/51/original

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Jリーグの話題132

2017-02-16 00:01:47 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 今朝の山陽新聞に小さい囲み記事でしたが、秋春制の記事が出ていました。世界的には主流なのかもしれませんが、日本ではまだまだ秋春制論者は少数派。日本協会の田嶋会長が秋春制の推進者でもある事もあるのか、またJリーグで論議されているようです。当ブログとしては、基本反対ですが、世界的にどうしてもやらざるを得ない状況、例えば国際試合に出れなくなるという所まで行っていたのであれば、渋々認めるかなぁという感覚です。AFCで云々と聞いていますが、まだ深刻な状況でもないみたいですね。まずは山陽新聞に記事から。以下、抜粋して紹介。
      
【シーズン移行の議論再開:山陽新聞】
 Jリーグは14日、降雪地クラブの代表者を集めて、意見集約会を開催し、開幕時期を現行の春から夏に移すシーズン移行についての議論を再開。関係者によれば、J1の札幌、甲府、新潟をはじめ、J2とJ3を合わせた計13クラブが出席。冬季の試合開催は困難との意見が大勢。下旬からはリーグ関係者が4クラブの施設等を視察。意見集約会には村井チェアマンも出席。集めた意見は大会日程等を話し合う将来構想委員会に報告予定。

 日本協会の田嶋会長は昨年1月の会長選挙時にJリーグのシーズン移行を公約に掲げているとか。開幕時期を欧州の主要リーグに合わせるシーズン移行は過去に何度も検討されてきたが、実現していません。田嶋会長は冬開催となる2022年カタールW杯等を見据えて、'19年から開幕を夏にずらすことを目指す意向を示しているそうですが、日本が冬季に試合をやっていないかといえば、そうではありません。1月1日までは天皇杯で試合やっています。代表選手等の休息期間を設けるために、決勝戦を元旦から移行するという話もありましたが、結局元旦に戻りましたね。時事通信では違う内容の報道です。以下、抜粋して紹介。

【改めて「冬開催難しい」=降雪クラブの見解一致-Jリーグ秋春制】
 Jリーグの秋春制移行に関し、降雪地域にあるクラブの代表者による意見交換会が開催され、改めて冬の降雪期間の試合開催は難しいとの見解で一致。出席者の一人は「これまで何度も話しているテーマ。何も進んでいない」とコメント。Jリーグのシーズン移行への議論は、日本協会田嶋会長が昨年の会長選挙で、'19年をめどに秋開幕、翌年春閉幕とする案を提唱したことで再燃。Jリーグは今後も議論を継続していく方針。日本協会の将来構想委員会でも検討を開始。
時事通信該当記事:http://www.jiji.com/jc/article?k=2017021401225&g=scr

 という内容でした。では、その13クラブがどこなのか気になってので、独断と偏見で推察してみました。以下の13クラブのようですね。これらのクラブの顔ぶれを観ると、確かにこの時期は大雪で大変なところばかり。雪が積もらないクラブとは、環境の差が歴然です。
J1:札幌、仙台、甲府、新潟 / J2:山形、松本、金沢 / J3:秋田、盛岡、福島、長野、富山、鳥取

 当ブログでも2014年の記事で紹介しています。ふと思ったのが、何年か前ですが、ヨーロッパの方が春秋制に移行する動きがあり、日本もその動きを注視すべきと書いた覚えがありますが、今は世界的にどういう状況なのでしょうか。当面気にするカタールW杯は一時のもの。今のままでいいのではないかと。2014年の記事で使った秋春及び春秋制度の採用における世界地図が上の画像です。この3年で変化もあるかもしれませんが一目瞭然。欧州は固まっている傾向があるとして、北の国々は春秋制。南に位置する国々は秋春制です。降雪地域に該当する北の国が秋春制を導入するのはそもそも無理があるのかもしれませんね。田嶋会長の「公約」というメンツのために、Jリーグ全体が振り回されるのもどうかと。
Jリーグ秋春制構想関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140713
Jリーグ組織問題関連 (その他):40 / 39 / 38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / 20 /
Jリーグ組織問題関連(2ステージ制騒動):47 / 46 / 45 / 44 / 43 / 42 / 41 / 40 / 39 / 38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 3130 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 2221 /

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地域に溶け込む川崎フロンターレ70

2017-02-15 00:43:50 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 当ブログに登場する常連である川崎さんですが、やはりいい事例載ってますね。先日、SNSの話題が続きましたが、SNS活用模範クラブである川崎さんの話題です。まずはマスコットのツイッターからの書籍出版です。以下、抜粋して紹介。
                
【ふろん太「書籍出版」】
 J1川崎所属のクラブマスコット「ふろん太」が、書籍「ふろん太がつぶやく 僕らの川崎フロンターレ」を出版。
・タイトル:「【川崎フロンターレ公認】ふろん太がつぶやく僕らの川崎フロンターレ」
・著 書 : ふろん太
・発行・発売: 電波社
・定 価 : 1,200円(税別)
・サイズ : 四六判
・ページ数: 208ページ
・ISBN: 978-4-86490-089-8
・発売日 : 2017年2月22日(火)に等々力競技場にて先行発売。2月25日より順次書店様店頭に並ぶ予定。
・内 容 : 
 川崎フロンターレのクラブマスコット・ふろん太。SNS使いはJリーグマスコット界随一。2010年からスタートした、ふろん太のTwitterをベースに川崎フロンターレを振り返る一冊。歓喜に満ちた試合あり、涙にくれた試合あり、奇想天外のイベントあり、叱咤激励、宣伝、戯れ言……。川崎フロンターレをここに凝縮。ふろん太の臨場感あふれるつぶやきに、当時を思い返せる解説、つぶやきにまつわる選手やイベントのデータファイルと、読み応えたっぷり。
 さらに、ふろん太とカブレラの密着取材、プライベートショット、ふろん太独占インタビュー、他クラブマスコットからのメッセージ、選手だけが知っているふろん太コメントなど内容盛りだくさん。
J1川崎公式HP該当記事:http://www.frontale.co.jp/info/2017/0213_7.html

 さすが、川崎さん。すごいですね。フロントではなくマスコットのツイッターで本を出してしまうという。マスコットの言葉にも風格がありますね。前にあるマスコットのツイッターの話をちょっと聞いた事があります。ツイッター名はそれらしいがどこまで本物かわからないというもの。当ブログでは前にも書きましたが、公式HPにリンクが貼られてこそ、「公式」だと思っているので、それっぽいツイートであっても、それは「非公式」なのかなと。個人的には中途半端が一番良くない印象。堂々と公式扱いすればいいのです。紛らわしい。
 その点、川崎さんは最初から公式扱いで突っ走っています。カブレラというもう一つのマスコットも市民権を得ています。本まで出版するのですから、川崎さんのSNSはまさに王道。他のクラブも川崎さんをお手本にされてはいかがでしょうか。

             
【センテー試験】

 川崎フロンターレ後援会では昨年に引き続き「第2回ゴールド会員センテー(選定)試験」を実施。昨年のクラブ創立20周年を記念して、20年以上継続入会した会員にはその証としてゴールド会員証を発行することになっているが、川崎フロンターレ後援会ができたのは2000年。1997年当時はクラブが運営する「川崎フロンターレサポーターズクラブ」がいわゆるファンクラブで、当時の会員データは残っていない状態。それであれば、1997年の会員証を持っていない人には当時のことを題材にした問題を解いてもらって証明してもらおうという企画。
 昨年の問題はマークシート方式で100問中80問正解が合格ラインであるところ、平均点は50.5点で合格者はわずか3名で担当者の想像をはるかに超える難関。今年の試験は2月5日(土)に「会館とどろき」で実施。'98年から20年以上入会していることを証明したい会員の他、実は20年までいかないが、この機会に飛び級でゴールド会員になりたいという会員のチャレンジも歓迎。また、当時の会員証を提示した会員とセンテー試験の合格者を合わせて161人の2017年ゴールド会員に、問題の作成の協力を依頼。
〔実施概要〕
・実施日: 2月5日(日)午前
・会 場: 会館とどろき
・形 式: 問題数:100問(選択式)、制限時間:60分
・受験資格:2007年以降、11年以上継続して入会していれば、誰でも受験可
      (2008年以降の入会者及び、2017年の後援会更新手続きがまだの日は対象外)
出題範囲:1998年~2006年の川崎フロンターレに関する問題
合格基準:100問中80問以上正解で、ゴールド会員証発行
・受験料: 無料 

 いやぁ面白いですね。地元岡山で例えれば、NPO時代(2005年頃)のチーム情報が問題になるようなもの。その頃も同じように応援していましたが、仮に問題になって出されても、全然解けないだろうなと。普通会員のカテゴリといえば、金額別に格差をつけるのがほとんどですが、川崎さんはサポーター歴で格差をつけるという、ファン・サポーターファーストの事業ですね。しかも後援会で。後援会という立派な支援組織があるからこそできるのですね。こちらの後援会は確か、オフィシャルファンクラブから進化していったと聞いています。まだ後援会が無いところも、地元の名士を仰いで後援会組織に進化させてはいかがでしょうか。

J1川崎「フロンターレ日記」該当記事②:http://www.frontale.co.jp/diary/2017/0212.html 
    〃             ①:
http://www.frontale.co.jp/diary/2017/0114.html
J1川崎関連:686766656463626160595857565554535251504948474645444342414039383736353433323130292827262524232221 

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湯郷ベルについて46

2017-02-14 01:02:23 | 岡山湯郷ベル

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 湯郷ベルは、10日に公式SNSの開設を発表しています。そういえばベルは、SNSだけでなく、公式ブログも無かったですね。あれだけ地域密着しているのに意外な現状でした。ますは公式HPの発表記事。以下、抜粋して紹介。
   
【公式Twitter・公式Instagram・公式Facebook開始】
 ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を通じてチームの情報を配信し、ファン・サポーターの皆様や、さらに多くの人々との交流を広げていくことが目的。
・Twitter
 URL:twitter.com/yunogo__belle
 アカウント名:@yunogo__belle

・Instagram
 URL:https://www.instagram.com/yunogo__belle
 アカウント名:@yunogo__belle

・Facebook
 URL:https://www.facebook.com/okayamayunogobelle
 ページ名:岡山湯郷Belle

 Twitter・Instagram・Facebookのアカウントが無い人もページを閲覧することは可能だが、この機会にアカウントを作成し、家族・友人、岡山湯郷Belleが好きな人同士の交流を楽しんでもらいたい。
クラブ公式HP該当ページ:http://www.yunogo-belle.com/modules/cms/pub_content_detail.php?id=1401&stat=0
       
 11日から観ておりますが、Twitterの最初のツイート頻度がスゴかったですね。最初からすっ飛ばしていた印象。チームで美作マラソンに出場されたようですが、インパクトありました。Instagramでは投稿は1件でしたが、今日観るともう1件出ていました。まだ、使いこなせていない印象。確かに当ブログも全く個人的にアカウントを取っていますが、観る専門です。
 そしてFacebookもInstagramとほぼ同じ内容。使い分けという視点で観ると、使い分けていない印象です。LINEは限られたメンバーにしか発信できませんが、これらのSNSはどれも不特定多数の多くのファン・サポーターに情報発信できます。TwitterとInstagramは匿名の利用者層で、Facebookは基本実名利用者層で、その高い信頼性から行政などで採用されているケースが多いです。つまり、公式Facebookページは社会的信頼の証なのかもしれません。同じSNSでも実は全然層が違います。Instagramは特に画像のカラーが強いので、最近の若い人が多いようです。Facebookは同じいいね!でも、最近は6つ(いいね!、超いいね!、うけるね、すごいね、悲しいね、ひどいね)の感情を表現できて、ダイレクトにファン・サポーターの感情が読み取れます。Facebookはいいね!登録するのは実名ばかりなので、現実的に把握できるでしょう。今までSNSが無かったのに、一気に3大SNSを開設されるのは素晴らしいと思います。ぜひ上手く使いこなして、新しいファン・サポーター層を開拓して下さい。のんちゃんこと、ネット上で人気が上昇中の藤田選手も元気そうでした。早く本物を観たいものです。ちなみに同じ岡山の女子チームのSNS事情では、シャルムはブログ&ツイッター&FBページ、シーガルズはブログ&FBページでした。

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ファンサービスの一事例60

2017-02-13 00:01:37 | ファジアーノ岡山

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 昨日、たまたまJ2岡山の公式HPを観たら、「ファジアーノ岡山スタッフ公式Twitter開設のお知らせ」という記事が出ていて、ビックリしました。良かったですね。やっと登場しました。数日前のフロントブログの記事を読んで、個人的に何か変化を感じていましたが、早々に作られましたね。グッドジョブだと思います。
 早速昨日、当ブログも左コンテンツのブックマークに加えさせていただきました。当ブログでも公式ツイッターを去年開設し、ブログの左コンテンツのやや下の方にリンク掲載しています。フロント広報の方は仕事が増えますが、ツイッターはファン・サポーターの生の反応が見えるSNS。ファン・サポーターの笑顔を感じながら、楽しんでやって欲しいと思います。クラブ公式HPの記事を以下、抜粋して紹介。下の画像は読者の方が、一人でも多く閲覧いただき、フォローしてもらいたいので、ピックアップしてイメージ画像として使わせていただきました。
      
【ファジアーノ岡山スタッフ公式Twitter】
 2月11日(土)より、ファジアーノ岡山スタッフ公式Twitterを開設。一人でも多くの方にクラブの情報を知っていただけるよう、Twitterを活用してつぶやいていくので、Twitterアカウントを保有者は、「フォロー」をお願いしたい。
・ファジアーノ岡山スタッフ公式Twitter: アカウント名:@fagiano_koho
クラブ公式ツイッターURL:https://twitter.com/fagiano_koho
クラブ公式HP該当記事:http://www.fagiano-okayama.com/news/p1473052746.html

 本当に良かったと思います。公式SNSといえば、他に公式フェイスブックページもありますが、まずは公式ツイッターという事で、頑張って情報発信をお願いしたいです。公式SNSの開設に関しては、この時の記事で触れており、多くのファン・サポーターが喜ばれると思います。あと、ツイッターにも書きましたが、記事の依頼で、Jクラブ公式SNSの記事づくりにおける、理想的な棲み分けの形をやる事になっています。Jの各クラブはSNSをどう使い分けているのか、またご紹介したいと思います。
 あと、公式HPにツイッターのアイコンが他のSNSと並んで貼られていますが、まだ「リンク」ですね。他のクラブのこのアイコンは公式ツイッターにつながっており、全クラブチェックの時にだいぶ観ましたが公式ツイッターにリンクされていましたね。早くアイコンリンクも更新された方がいいと思います。
 例えば、元々サッカーに興味が無かった若い人が、県外に行って大学時代にその地のJクラブにはまり、熱心なサポーターになった。Uターン就職で岡山に帰る事になって、じゃあこれからは地元のファジを応援する決意を持ち、公式HPのSNSアイコンを観た時にそういう状態ではガッカリするのではないでしょうか。フロントブログに「観戦への心のハードルを少しでも下げられる」とありましたが、SNSのアイコン整備も該当するのではないかと個人的には思います。まずはツイッター、そして次は公式フェイスブックもそのうちに登場して欲しいですね。その時が来れば、先日入団発表会をライブした公式YouTubeも併せて貼ってはいかがでしょうか。フロント広報さんは忙しくなると思いますが、しっかりよその事例を参考に頑張って欲しいと思います。
 昨日今日と、ツイートを観ていますが、やはり情報発信力は格段にアップしたと思います。昨日の倉敷でのローラー作戦のレポは良かったですね。フォロー数も2日で3,000超えというのはスゴいです。先輩のJ2クラブである群馬さんの公式ツイッターのフォロー数は3,400なので、そこを比べても岡山の開設効果は大きいと思います。あと、まめな更新は閲覧者にとってはうれしい限りですが、やる方は大変だと思います。あくまで無理が無い範囲で取り組んで下さい。

 あと、湯郷ベルも1日前の10日に公式ツイッターを開設したという情報を聞き、公式HPを観に行ってみました。ビックリ。ツイッター、フェイスブック、Instagramと3大SNS揃い踏みでした。ベルはいろいろあって、一からクラブを作り直すという意気込みを感じますね。またベルのSNSは改めて紹介したいと思います。ファジもベルに負けないように、まずはツイッター発信を頑張ってください。

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盛り上げたいJ3リーグ11

2017-02-12 00:01:56 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 昨季、残念ながらJ3に降格された北Qさんですが、今季は新スタジアムでのシーズンになります。何という皮肉なのか、長野さんにしても新しい専スタを作るとJ2ではこけら落としできないとか、ガンバさんのように成績が低迷するというジンクスを感じます。新スタジアムであるミクスタに参戦するのを楽しみにしていただけに個人的に残念です。開幕が近いという事で、北Qさんやミクスタに関する最新情報を紹介したいと思います。昨日にマスコミ公開されたそうですが、まずはスポニチの記事から。以下、抜粋して紹介。

【北九州の新本拠“ミクスタ”初公開「ゼロタッチスタジアム」が売り :スポニチ】
 ミクニワールドスタジアム北九州が10日、報道関係者に公開。JR小倉駅から徒歩7分と至近距離にあり、太陽光発電、LEDナイター照明などで環境に配慮。またメイン、サイドスタンドは全て屋根付き。スタンドとグラウンドの距離がJリーグ本拠地では最も近い日本初の「ゼロタッチスタジアム」も大きな特徴。実際にスタンド最前列に座ればタッチライン、ゴールラインまで、わずか8m。手を伸ばせば選手に触れそうな印象。フェンスはピッチから高さ1.24mと低く、選手とスムーズにハイタッチが可能。
 ピッチは年間を通して良好なコンディションを保つため、夏芝のティフトン種の上から冬芝のライグラス種を重ねまき。また、ものづくりの町の北九州市らしく場内に地元製品をPRする「街かどショールーム」のコーナーを設置。スタジアム正面には地元の東邦チタニウム八幡東区工場で製造されたチタンのインゴットを使った「北九州スタジアム」の銘板が寄贈設置。
スポニチ該当記事:http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/02/11/kiji/20170211s00002000068000c.html

 ネーミングライツで、地元不動産会社の㈱ミクニがスポンサーとなったようです。ピッチとスタンドの距離が最も近い8mという事ですが、確か今までは日立台が一番近かったと記憶していますが、実際のところはどうなのか。地元PRコーナーはいいですね。地域に根差す価値観だと思います。来月にグランドオープンという事ですが、北九州市の公式HPから。以下、抜粋して紹介。
   
【グランドオープンイベント】
〔市民招待〕
 2017年3月12日(日)に、「ミクニワールドスタジアム北九州」がグランドオープン。市民みんなでお祝いするため、記念式典からギラヴァンツ北九州の試合まで通して入場可(観覧は受付で配布されるチケットが必要)。先着8,000名に記念マフラーを配布。
 ・完成式典 10:00~10:30
 ・国歌・市歌演奏(LE VELVETS)、挨拶、テープカット
〔オープニングイベント〕
 ・LE VELVETS ミニコンサート 10:30~10:50
 ・集団・タオル体操 福岡県女子体育連盟(350名) 11:00~11:20
 ・マーチングバンド 木屋瀬中学校、北筑高等学校(100名) 11:30~11:50
 ・芝生体験(7歳以下と保護者のギラダンスの参加500名) 12:00~12:40
〔ギラヴァンツ北九州ホーム開幕戦〕
 ・ホーム・ブラウブリッツ秋田戦 14:00~16:00
〔その他関連イベント〕
 ・スタジアム寄付銘版除幕式 13:30~13:50(予定)
  場所:2Fコンコース
        
【スタジアム外でのイベント】
「北九州グルメスタジアムだJ~We’ll be back!~」
 ・時間: 10:00~17:00
 ・場所: 浅野町緑地
 地元北九州のご当地グルメと中国・四国・九州地域のJ2・J3所属クラブのホームタウンご当地グルメが集合。小倉の市場のおいしいグルメも出店。
 北九州のご当地グルメ: 小倉焼うどん、門司港焼きカレー、戸畑焼チャンポンなど
 Jクラブご当地グルメ: 長崎ちゃんぽん(長崎)、釜玉うどん(讃岐)、浜千鶏とり天(愛媛)等
 小倉の市場グルメ: 市場直送サザエつぼ焼き、北九州名物辛子明太子等
北九州市公式HP該当ページ:http://www.city.kitakyushu.lg.jp/shimin/01600147.html

 ミクスタは、整備費99.9億円の財源の一部に、スポーツ振興くじ助成金を受けるとか。助成金30億円の配分が決定しており、整備費に係る市の財政負担が軽減されるそうです。そして、内覧会が昨日10日に行われたとか。新幹線小倉駅から徒歩7分の利便さと海との隣接が特徴で、太陽光発電による照明もLEDを使用し、環境に優しいとか。18日に先にラグビーの「サンウルブズ対トップリーグオールスターズ」がこけら落としが開催されるとか。
 日本の専スタはラグビーも開催できる構造が主流なので、正式にはサッカー専用スタジアムと呼ばない方がいいのかもしれませんが、陸上トラックが無く、スタンドの距離感で一般的に「専スタ」と当ブログでは呼んでいます。ぜひ一度行ってみたいですね。北Qさん、早くJ2に戻って来て下さい。
北九州スタジアム工事情報FBページ:https://www.facebook.com/kitakyushustadium
J3北九州関連⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161204
    〃     ④:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141128
    〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110219
    〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071128
    〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060228

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Bリーグについて41

2017-02-11 00:01:17 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 今日、日経新聞を読んでいたら、Bリーグの事が出ていました。昨年華々しく開幕しましたが、その後全国ニュースで見かけたのは、オールスター戦(Jリーグではオールスター戦が廃れているので、素晴らしいと思います)くらい。果たして経営的に順調なのか、とても気になっていました。そんな中で、現在のBリーグの状況がよくわかる記事がありました。以下、抜粋して紹介。
   
【Bリーグ上々の船出、平均入場者29%増、ネット中継普及途上:日経新聞】
 Bリーグが開幕初年度の日程の半分強を消化。試合のレベルや集客面では順調な滑り出し。ただ、Jリーグ誕生時ほどの爆発的な人気までは至らず、やきもきする関係者も。統合したBリーグでは資金力のあるNBL勢が優位。プレーオフに進める8チームのうち目下6チームがNBL勢。それでも大量点差の試合は少なく、最下位の滋賀でも20点以上離されたのは3戦のみ。いい選手がこれほどbjにいたとは知らなかったという声も聞かれ、bj勢は外国人選手の年棒が統合前の2倍だそうで、米NBA経験者の助っ人の増加が刺激を与えている状況。
 集客面も「ここまでは順調」と大河チェアマンのコメント。B1の1試合平均入場者数は2,711人で昨季から29%増加。招待券配布や企業の無料動員が減り、入場料収入は全クラブ平均で5割増。

 リーグ最多の平均入場者数4,250人を集める千葉は、昨季の売上6億円から今期は9億円へ。来季は10億円を目指すとか。旧企業チームの健闘も目立ち、三菱電機が親会社である名古屋の平均入場者数は約2,700人と倍増。名古屋市内の全小学生に招待状を送り、データベース化。選手の感謝状を送るなどの施策の効果を発揮。
 それでも、勢いが物足りないという声も存在。Jリーグは開幕年の平均入場者数は18,000人と3倍増。ただ、国内のプロリーグが野球にだけだった当時とは諸条件が異なる上、Jリーグには開幕ブームが去った’97年平均入場者数が1万人に減った苦い経験も。
 「Bリーグは前年比1割増でも着実に成長できる手ごたえがある」と大河チェアマンのコメント。リーグ全体でファンのデータベース化を図り、経営を支援するコンサルティング組織を設立して各チームを後押しする考え。
 4年総額で推定120億円の放送契約をソフトバンクと締結。ネット中継のスポナビライブでB1、B2の全試合を放映するが、視聴者数は大きく伸びていない。ネットでのスポーツ観戦が日本で定着していないことが主因だが、将来的には不安要素であると締めくくっています。

 試合レベルと集客面では御の字の事。良かったですね。今まで引っ張ってきた川淵チェアマンが開幕前に退任されて、トーンダウンを心配していました。やはり若干トーンダウンはしてるんでしょうが、集客面ではまあまあという事で、今後はブームで終わらず、いかにキープして増やしていくかですか。千葉さんですが、実は当ブログと以前に交流を持った事があります。こちらの記事で、まだヨチヨチ歩きの頃、フロントさんと倉敷で飲んだ事があります。助っ人でissanも呼んだっけ。あの千葉さんが今やBリーグ屈指の人気球団になるとか。しかも9億円って、少し前のJ2と岡山と変わらないじゃないですか。スタジアムとアリーナでは根本的にキャパが違う中、そこまで売上を上げるとは恐るべしです。
 あと、スポナビでの観戦者は伸びが足りないとか。ネットでのスポーツ観戦が定着していないとありますが、それはDAZNも心配になってきました。確かにアメリカなどは画面が大きいタブレットが主流だが、日本は画面が小さいスマホが主流と聞いているので、小さな画面では満足できないのかもしれません。いろいろ観ていたら、同じ日経でBリーグの事例が出ていました。以下、抜粋して紹介。
   
【変わるアリーナ バスケBリーグは音と光で新規客獲得:日経新聞】 
 スタジアムやアリーナが変わろうとしている。デジタル環境の整備やエンターテインメント性の追求によって観戦者に新たな楽しみ方を提供し、ビジネスチャンスを創り出す。東京五輪にもつながる実験が始動。
 MCの呼びかけで観客がスマホを振るたび発光を増していくマスコット。コート上に選手を大写しするプロジェクションマッピング。試合開始前の選手紹介といえばスポーツ興行の見せ場の一つだが、Bリーグ大阪の演出は国内では抜群の存在。Bリーグ大阪は、プロクラブとして’05年から活動するが、新リーグ開幕を前に集客策の練り直しを迫られ、バスケを見たことのない人に興味を持ってもらうため、バスケの試合らしくない感じを目指すことにしたとか。LEDで光るエヴェッサの応援キャラクター「スーパーまいどくん」。手を組んだのが、デジタルアートで各地の展覧会に行列を呼ぶチームラボ。週に1度は意見交換しながら演出の内容、光の色やタイミングを調整。
 重視するのは観客参加型のイベント。試合後にも仕掛け。選手の去ったコートに我先にと駆け込む子供たちのお目当ては、宙を舞う15個の巨大ボール。触ったり、音楽がリズムを刻んだりするたびにボールが鮮やかに変色。遊園地のような雰囲気は新しい客層を吸引。クラブにはチケット購入の問い合わせが増え、SNSではファンが撮影した動画が次々投稿。今季の平均観客数は前年比5割増の約3,000人。飽きられないよう、演出は年に数度の“模様替え”を施す力の入れよう。

 斬新な企画は、クラブがアリーナを自由に使えるのが大きい。Bリーグ大阪は昨年、大阪市と10年間の定期賃貸借契約を結び、指定管理制度などよりも自由度の広い管理運営権を獲得。親会社の援助も得て、本場仕込みのつり下げ式ビジョンやプロジェクションマッピングも導入。いずれも国内で持つチームはほとんど無し。今後はコンサートやバレーボール、フットサルの試合を誘致して収入拡大に邁進。
 「体育館」の呼び名の通り、従来の施設は競技者目線で設計、運営。フロアへの土足の入場は禁止、飲食の店舗を出すにも制限が多かったが、徹底してプロ興行を追求するBリーグの誕生で、スポーツビジネスに向く「アリーナ」が全国各地に誕生しつつあるとか。
 Bリーグ琉球は、地元・沖縄市が1万人収容の新施設を20年に建設する予定。クラブと自治体が意見交換しながら設計した最新型。栃木も5千人収容のアリーナが20年度にできる見込み。他にも地元で建設構想が進むクラブが多数あり、。東京五輪の前後には、アリーナスポーツの飛躍のための土台整備がかなり進んでいると予想。
NIKKEI STYLE該当記事:http://style.nikkei.com/article/DGXMZO09034280R01C16A1UP1000

 大阪さんスゴいですね。これも個性ですが、確かにスポーツ興業には「個性」が必要なのかもしれません。どこにでも観られる平凡な運営風景であれば、次第にあきられるはず。決して年中飽きさせない仕掛けをやるのが、Jでは川崎さんではないでしょうか。しかし、天野部長が五輪の方へ行って、戦力ダウンしないのかな。Jクラブでも指定管理者制度が主流ですが、管理運営権というのがあるんですね。知らなかった・・・
 そう聞くと、一度Bリーグ大阪の試合を観に行ってみたいな。過去にジップアリーナに来たbjの試合を観に行った事があります。その時も光の演出にスゴいと思いましたが、そんなものじゃないんでしょうね。
 観客参加型のイベントで、試合後も楽しめる仕掛けというのは、Jクラブも学んだ方がいいのかもしれません。よく試合後、帰宅する観客が密集して大変なので、時間差を設ける取組を検討する話を聞きますので。続々と投稿されるSNSってスゴいですね。
Bリーグ関連:43 / 42 / 41 / 40 / 39 / 38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /

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頑張れ!オリンピック18

2017-02-10 00:01:54 | スポーツ文化・その他

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 巷では2020とか、競技会場の問題とか東京五輪の話題が増えてきていますが、昨日ちょっとビックリするようなニュースが流れました。「五輪招致疑惑」ですが、今回、フランスの要請でJOC会長らが東京地検から任意聴取を受けたというもの。この五輪招致疑惑については、以前の記事である程度詳しく紹介していましたが、地検というのは穏やかではないですね。以下、抜粋して紹介。
       
【五輪招致疑惑 JOC会長ら任意聴取 仏要請で東京地検:毎日新聞】
 東京五輪・パラリンピック招致を巡る不正疑惑で、東京地検特捜部が今月上旬までに、招致委員会の理事長だったJOCの竹田会長らから任意で事情聴取。関係者によると不正疑惑を捜査するフランス検察当局から民間人同士の贈収賄容疑などに関わる捜査共助要請を受けて、任意で聴取。
 竹田氏は事実を認めた上で「今まで話した事実関係を話しただけであり、新しい質問も無し。(違法性がないと結論づけた)JOCの報告書で書いて事のみ」とコメント。また、参考人として出席した昨年の国会でも、招致委がシンガポールの「ブラックタイディングス社」に支払った約2億3,000万円のコンサルタント料について「情報収集などの対価であり、疑惑を持たれる支払いではない」などと主張し、特捜部にも同様の説明。
 招致を巡る不正疑惑は昨年1月、世界反ドーピング機関(WADA)の第三者委員会が国際陸上競技連盟前会長のラミン・ディアク氏の汚職調査をする中で表面化。5月にはフランス検察当局が汚職や資金洗浄の疑いで、招致委からディアク氏の息子パパマッサタ氏に関係する口座への送金を捜査していることが判明。
 その後、竹田氏は、'13年に2回に分けてブ社へ支払ったことを認めた。ブ社代表のイアン・タン氏はパパマッサタ氏と親密とされ、支払いの違法性が問われた。JOCは調査チームを設置し、9月に「招致委とブ社の契約内容に違法性はなく、金額も妥当だった」とする報告書を提出。ちなみに、民間人同士の贈収賄については、日本の刑法に該当する規定は無し。
毎日新聞該当記事:http://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20170208/k00/00e/040/282000c

【五輪招致疑惑 JOC会長を任意徴収 仏からの要請で:NHK】 
 フランスでは民間同士の金銭のやり取りも贈収賄の罪に問われるが、日本の法律に同じ規定はないため、強制力を伴わない任意捜査の要請に応じた模様。この問題をめぐっては、去年9月、JOCの調査チームが「招致委員会が行った金銭の支払いに違法性はなかった」とする調査結果を公表しており、竹田会長らは地検特捜部に対しても違法性の認識を改めて否定。五輪招致をめぐる贈収賄の疑惑については、去年9月に、JOCの調査チームが調査結果を公表。
 JOCは、シンガポールの会社との契約に違法性がなかったかどうかを調べるため、弁護士2人と公認会計士1人からなる調査チームを去年5月に設置し、契約に関わった当時の招致委員会のメンバーからの聞き取りや、会社の実態についてのシンガポールでの調査を実施。去年9月、調査結果を公表し、金銭の支払いに違法性はなかったと結論。こうした中、フランスの検察当局の捜査がどう進められていくのかが注目されていたようです。
NHK該当記事:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170208/k10010868511000.html

 という内容でした。大丈夫なのでしょうか。普通、地検特捜部が来るというのは尋常ではありません。ただ、五輪本番まであと3年。今さらひっくり返るのは現実的ではありません。この辺りの空気が、同じく報道で賑わしている豊洲市場問題とリンクしているように感じるのは当ブログだけでしょうか。これでこの話題がもう露出されない事を祈っています。東京五輪は本当に過去からいろいろとケチがついていますね。
五輪招致疑惑関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160521

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東京ヴェルディを参考に16

2017-02-09 00:01:46 | スポーツ文化・その他

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 先日のFSS説明会で流れたJリーグ百年構想のイメージビデオにもあった「総合スポーツクラブ」構想。当ブログでも、異競技交流は「Jクラブの付加価値」の重要な評価ポイントです。そんな中、ヴェルディさんで素晴らしい事例がありました。さすが、百年続く老舗クラブとして頑張って欲しいと思います。以下、抜粋して紹介。
   
【東京ヴェルディ ビーチサッカーチーム発足】
 J2東京Vで、Jリーグクラブとして初めてビーチサッカーチームを新たに発足、クラブが目指す地域密着型総合スポーツクラブの新しい競技の一つとして、東京ヴェルディファミリーに新たに加わることが決定。
〔ビーチサッカーチーム発足の目的〕
 クラブは、ホームタウン地域の皆様に幅広くスポーツに触れる機会を創出し、心身の健全な発達に寄与することを目指して活動。その中で積極的に新しい競技を取り入れ、現在までにバレーボールチーム、トライアスロンチーム、フットサルクラブ、そして昨年に発表したeスポーツチームを立ち上げ、同じ東京ヴェルディのエンブレムを背負って活動。
 サッカー競技ですが、まだマイナースポーツであるビーチサッカーチームを発足することにより、少しでもビーチサッカーを認知してもらい注目してもらうこと、さらにはJリーグクラブの東京ヴェルディがパイオニアとなり、日本国内だけではなく世界の強豪チームと戦いJリーグクラブ初の世界チャンピオンになることを目指しチームを発足。東京ヴェルディ ビーチサッカーチームが参加する大会は、正式に決まり次第発表。記者会見及びユニフォーム発表は3月中に実施する予定。

「昨年から参入したeスポーツと合わせて、地域密着型総合スポーツクラブとして、さらに歩みを進めることができます」とJ2・東京V社長。「東京ヴェルディという世界的に有名なチームのエンブレムをつけて戦うことができることを大変嬉しく思う。チーム関係者の皆様、サポーターの皆様と一緒に、日本一、世界一のチームになれるように頑張っていきたい」と茂怜羅オズ監督兼選手。「伝統あるヴェルディのチームエンブレムを背負って戦わせていただく事になり、世界一の強豪チームになるだけでなく、沢山の方々にビーチサッカーの魅力を伝えられるよう、また楽しんで観戦していただけるようなチームを作っていく」と後藤主将のコメント。

 ここですね、「ヴェルディファミリー」。異競技交流がほとんど無く、トップチームともう少ししか無ければ「ファミリー」とは口にできないのかもしれません。Jリーグ百年構想のビデオ映像で、VプレミアリーグでFC東京対東京ヴェルディの試合映像が流れていましたが、ヴェルディさんもJリーグ百年構想の優等生です。今でこそヴェルディさんはJ2暮らしが長いですが、今もその存在感は変わりません。昔、経営危機があった時も経営のテコ入れという支援を受け、多くの支援者で「緑の心臓」という一般社団法人を設立して、胸スポンサーになりました。
 当ブログにとっても、カズ選手が向けにキラキラするコカコーラの胸スポンサーを付けて走っていた時から、その輝きは全く変わりません。数字だけ見ていたのであれば、いつまで経営がどうとか思うでしょうが、当ブログはヴェルディさんは100年続くと思います。地域に根差した公共財として汗をかく姿を見れば、おのずとわかります。特にアカデミー組織は、どれだけ日本サッカー界に貢献されたことか。
 あと、2月19日からビーチサッカー日本代表がタイ遠征に行くそうですが、そのメンバーを見ると12人のうち7人がヴェルディさんです。これはすごい。ちなみに湘南さんにもビーチサッカーがありますが、これは教室だけで競技チームは無いのかな。紅白戦の会場が、藤沢市鵠沼海岸なのですが、ここって湘南さんのテリトリーなのでは。湘南さんと連携していくのかなと。
J2東京V公式HP該当記事:アドレス
東京ヴェルディ ビーチサッカーチーム公式HP:http://verdy-bs.net/
J2東京V関連⑭:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161110
   〃  ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161022
   〃  ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160513
   〃  ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150821
   〃  ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150131
   〃  ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141019
   〃  ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140729
   〃  ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140305
   〃  ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140108
   〃  ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120514
   〃  ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070831
   〃  ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070318
   〃  ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070213
   〃  ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070205

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