鉄人
台北駅前にあるいつもの奴であります
流石に夏真っ盛りというところで、日差しのあるところにいると
物凄く暑くてたまらん、名古屋のほうが台湾より暑いだろうと思っていたんだが、
台北もまけず劣らず暑い、それも蒸し暑いのでろくなことない
そんな按配でありました
さて、家族4人ということもあってタクシー使ってとっとと移動、
目指すは、松山近くの臺北機廠鐵道博物館であります
近くにあった謎の建物、多分映画関係の会社かなんかの建物と思われる
タクシーの運ちゃんも、入り口をよく知らなかったようで
妙なところに降ろされてしまったばっかりに少々歩いて無事到着
臺北機廠鐵道博物館
昭和の頃に稼動していた鉄道工場跡であります
日本から予約して無事見ることができたんだが、
解説は台湾語のみのため、さっぱりわからず、ガイドについて
暑い構内をうろうろとしただけなんだが、なかなか珍しいものを見られたのでよかった
ただ、物凄い熱気の中で2時間も知らない言葉を聴き続けるのはくたびれたので、
年寄りには向かないと痛感したのであった
入り口でヘルメットを受け取って、ガイドについて回ります
番犬なのか、日陰でたたずむ大型犬が凛々しい
スタートの工場入場受付から歩いていきます
説明を聞きながら工場内部をあれこれ移動していくんだが
ひとつもわからないので、とりあえず建造物を眺めて
写真を撮るということを繰り返しただけなのであります
弟が鐵っちゃんなので、喜ぶだろうと連れてきたんだが
どうも乗り鐵という別ジャンルだったようで、
あまりピンときていなかったようだが、日本の鉄道好きにも受ける部分があるとの由
入り口近くに展示品を飾ってあるところがあり、その入り口と模型の写真
ここだけは冷房がきいていてステキでありました
このほか、当時の制服とかもあって興味深かった
紫電というのは、どうもディーゼル車を著していると推測したんだが
はたして合ってるかどうかはわからない
ともかく、ディーゼルを使った機関部分を直したりする場所だった様子
この廃工場感がたまらず、廃墟好きにウケそうな場所であった
別の工場では、実際に走っていた電車がいくつもおいてある
青いのは古い台湾鉄道の車両だそうで、よく見ると内部の冷房施設が扇風機である
なんというレトロ感、ステキすぎるだろう
さらに、どっかで見たような車体と思ったら「秋田」の文字があり、
どうやら日本から譲渡された車両も置いてあった様子
これについては、うちの母が乗ったことがあると言っていたので
50年くらい前に現役だった車両なんでなかろうか、
どうも、JR東日本から最近寄贈されたのだそう
このほか、朽ち果てたディーゼル車とか、野ざらしと思しき車体が
あちこちに散在しておりまして、それぞれいい塩梅で朽ちてきているのが
なんというか歴史を感じさせるものでありました
特に車体に草生えてしまっているのとかあって、手入れもままらない現状が透けるのだが、
これはこれで、ひとつのアートっぽいなぁとも感じたのである
ほかにも、電車を直す機械とか、実際にそれを使って作業をしている姿を模した模型とか、
展示が少しずつ充実してきているのだそうで、また整った頃にやってきたいと思うのでありました
残念なことに、社員向けの浴槽というのが工事中で見られなかったんだが
全体的に、まだまだ大量に人間を受け入れられるほど
安全確認ができてなさそうな印象で、これからの場所なんだろうと思いつつ
見学を終えたのでありました、興味ない人にはちょっと長い見学だった
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