CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

ライム戦奇憚

2005-05-30 08:29:32 | 昆虫学
ライムを育てているわたくしでありますが
先日、すさまじい勢いで花が咲き
さすが、去年はさぼったけど今年は
枯れるんじゃねぇかっつうほど肥料やっただけあるなと
一人大喜びというか
ある種生態実験のようなことをしておったんですが

水遣りの最中に
葉っぱに食害の痕跡を発見

捜索の結果、芋虫を捕獲いたしました
まだ、1齢、あるいは2齢程度の生まれたばかりという印象
わたくしこの類への造詣が浅いもので
はたして、何某蝶の幼虫なのか区別がつかず
とりあえず、キアゲハの幼虫と著しく相似が見られるので
そうだと決め付けて、3頭を捕獲(注:幼虫を数えるときは’頭’が正式)

さて

私が昆虫野郎だからか、ライムにとっては
明らかに害虫である彼らを
どうしても殺せない
いかん、情けをかけるわけにはいかん
正直3頭も養えるほど、うちのライムは大きくない
遠くない将来に間違い無く丸裸にされてしまうという
恐ろしい結果を迎える

昨年は、様々なストレス実験(注:水、肥料やり忘れ)
の結果、1個も実が付かなかったんだから
今年こそはならせて、ウォツカに絞って呑むんだ
だけども、だからといって無垢な
ああ、ちょっと触ると角を出すような
いたいけな幼虫を俺は、俺はっ

というわけで、困った挙句
一番大きい1頭だけ残し、4齢くらいまで育てて
蝶の種類を同定したあと殺そうと(酷い)思いつつ
他2頭はこの日中に殺そうともくろむ

しかし、前述の通りかわいくて殺せない
だからといって、とりあえず葉っぱから離して
そこらへ捨てるんだったら、むしろ
飢餓の苦しみを味わわせるだけ残酷だ
ここでひとおもいに殺してしまわないといけない
だけど、うああ

というわけで、最終的には
わたくしの家にすっかり済みついている
ハエトリグモではないクモに餌として与えたとさ

餌だと思うと
途端に芋虫どもが、かわいく見えなくなるんだから
不思議さねぇ

くもにっき

2005-05-06 01:14:23 | 昆虫学
5がつ5にち

べらんだでそだてているライムが
大量の花をつけました
つぼみが気持ち悪い感じだったので
ほんのうのおもむくままに、むしりとっていたのですが
そのつぼみの傍らで
ハエトリグモがかかんにスタンバっているのが見受けられました

おそらく、花が咲いてそこにきた虫を捕らえるためなのでしょう

そうとなれば、花をむしるわけにはいかなくなったので
いつか、捕食風景を捉えられるように
また、ボクにとって、本当の隣人である
彼らを大切にしようと

思ったりなんだったりしながら
今日もいい天気でした

おわり

カブトムシ

2005-02-16 22:21:24 | 昆虫学
多分、今日あたりは
カブトムシで検索したら、凄い量のBLOGがひっかかるんだろうと
私も多分に漏れず、トリビアの泉で行われた
世界最強カブトムシ決定戦を見ました

コーカサス最強!

声高らかに宣言したいくらいなんですが
残念なことに、ヘラクレスオオカブトが勝ってしまった模様
でも、カブトムシ相撲の面白さが
凄まじくよく伝わったので、きっと
全国の少年心に火がついていることと思います
ポイントは、切り株の真ん中に塗ってあった
昆虫ゼリーよね、あれを取り合った喧嘩だったのよ
普通に付き合わせても、あんまり喧嘩しないのよ(憶測)

ま、そんなよくわからない知識ひけらかしを交えつつ
ああやって比べてみると、本当
結構大きいような気がしてる日本のカブトムシが
いかに小さいかよくわかります
タイワンテナガコガネとか、ゴリアテスオオコガネだったかしらとか
ああいうともかく、デカイ甲虫を見ると
なんか戦慄を覚えたあとに、奇妙な羨望を向けてしまうんだが
実際のところ
カブトムシを見て、ゴキブリと間違える輩が居るという世界
人はなかなか相容れないものであります(なんの話だ)

子供の頃に憧れた
あの手の海外産カブトムシシリーズ
デパートの展示場とか、博物館の標本でしか見られなかった
凄い昆虫どもが、今は難なく見られるというんだから
なんとなく恐ろしいことだなぁとつくづく思います

人間に比例して、虫のサイズも土地に因果があるのだなと
改めて感じたこのごろ
海外産を野に放って、在来種が駆逐される様を考えると
夜も眠れないくらい辛いことですが

カブトムシに限らず
色々とそんなことが起こっているので
残念だけど仕方ないのかと
一番強い奴だけが残るという自然の法則に
涙をするわけであります

みんな、責任持って、最期まで面倒見ろよ
セイヨウマルハナバチとか、ハウス栽培で使った後に
放したりしたらダメなんだぞ、巣ごと焼けよ
物騒だけど、仕方のない話

キイロスズメバチあれこれ

2005-02-07 22:07:02 | 昆虫学
NHK!枠にしようかと迷ったんだが
正直冬に昆虫のテーマ扱うこと、まず無いからという理由で
カテゴリー昆虫学で展開する
NHK「地球・ふしぎ大自然「巨大マンションを作れ」スズメバチ建築術」
のレビュー

ちょっと、おい、面白すぎるだろ内容、すげぇなおい

思わず全国のハチっ子が跳び上がって喜びそうなくらい
分かり易く、そしてレアな映像で綴られていた
このキイロスズメバチの一生
何が凄かったって、お前、夜八時とかいう
まだ飯喰ってる人もいるだろうという時間帯に
これでもかとスズメバチの生態をつづるなんて
あまつ、巣の解剖写真や、徐々に増えて、最終的に1000匹に達した
ビッグファミリーの映像とか、あんなもん
下手なグロ画像より、素人にゃ酷いもんだろう

だが、ステキだった!

わたくし、大変感激したのが
この番組で凄く丁寧にハチの生活史と
その内容、特に建築に関わる部分を人間の建築と並べることで
容易に説明しているところに、これ編集した人間の凄さが伺えました
何が凄かったって、あんた
巣材についてとか、子守りについてとか
最近の面白テーマである、共存についてとかを
さりげなく紹介してしまって、なるほどと
誰でもわかるぐらいにかみ砕いてあるなんて、早々お目にかかれまい

感激しましたが、やはり、取材強力は
玉大ということで、いよいよもって私個人的には
一つの仕事の終了を如実に感じる結果となりましたが
それはそれ、かつて、M教授もNHKの特集番組で
スズメバチに襲われたりとかして大変だったんだからいいや
後世にこういうのは受け継がれていくもんだろうと思います

で、まぁ、レア画像が凄かったんだが
幼虫の様子、小作りの様子とかかなり良い動画に加えて
定点観測による80cm級の巣ができるまでなんて
そんな、卒論3人分に等しいような材料を・・・・

レアっぷりでは、交尾シーンとかの撮影も
かなりだと思うんだが
なによりも、蜘蛛の巣にかかってるミツバチを捕獲するシーンとか
どうやっても見られないようなお宝動画がテンコ盛りで
わたくし、本当、感激いたしました
ステキ、ステキすぎるわNHK!
だからちゃんと受信料入れてやってるし
もっとしっかりしたもん作れ、頼む、頼むからっ

と、興奮しすぎて何がなんやらわからなくなりましたが
NHKのこういった教材的番組は
本当凄く作りが優れているので
是非お子様にもお勧めしたいと
世間的には何一つ役に立たない昆虫学について
私は思うわけです

ステキー
許されるなら、もう一度学部に戻り
衣鉢をとも思ってしまう
ダメだね、道半ばだね

今年は

2004-12-18 20:44:07 | 昆虫学
本当暖かいですな
この時分でも平気で空を飛ぶ虫に遭遇すると
驚くばかりであります
君たちはもうそろそろ、本当
木の皮の裏とかそういうところでじっとして
生体反応を消さないと、ほら、ダメだって
酸素を消費したら4人持たないってば(先日プラネテスを見た)

さて、そんな具合で
空を飛ぶ虫というか
虫は、基本的に寒さがまるでダメです
彼ら、血液というものが無いので、当然のように
体温を恒常しておく装置を搭載しておらず
生態活動ができなくなります

で、その一番顕著な例が
寒くなると、胸筋(というのか)部分が萎縮してしまい
ハネを動かせずに飛べなくなってしまう
という事象が起こるはずです

暖かいところでじっと
筋肉を温めてようやく飛ぶことができる
まぁ、なんだ、古い車と同じ要領で
少しならしておかないと、いきなり動かしたら
奴らでも壊れるわけであります
準備運動て大切

そんな具合なので
最近というか、ずっと前から気になってんだが
クーラー利いてる部屋って
蚊の動きが、遅いはずなんだよ、ていうか
あんまり高く飛べないと思うんだよ

だからどうしたという話なんだが
まぁ、あれだよ、手元に殺虫剤が無かったら
エアーサロンパスとかコールドスプレーを吹き付けると
驚くような弧を描いて墜落するので
是非一度試していただきたい

ゴキブリにやるとどうなるかは
未見なので、誰かやった方は報告をお願いします
北海道には居ない程、寒さに弱いんだから
多分、凄いことになると思うんだけど、でも
韓国とかに居るくらいだから、思った以上に寒くてもとか
なんとか

ハエトリグモ再び

2004-12-01 21:55:11 | 昆虫学
よく見かけるハエトリグモが
何年も同居していた事実をこの夏に
観察の結果、結論づけたんだが

最近、数が増えた

模様が違うから、間違いなく別物なんだが
それに小さい・・・・・・
どこからか混ざってきたかと思ったが
ふと、原点に返って考えてみたところ
これ子供が?

知らない内に、しらない奴と子供を設けて
あまつ子供置いて、親いなくなったという
おきまりの現在過去未来であります

まぁ、部屋の中にクモが這ってるくらい
個人的にはなんてこたぁ無いんだが
だいたい、ハエトリグモだから毒はおろか
むしろかっこいいくらいだしと
世間とずれていると、少しだけ気付いているんだが
それはそれとして
俺はよくても、世間がよくない

人を呼べない部屋だなと
ふと、帰ってきて電気をつけたら
壁を這い回るクモを見て思ったという
かっこいいんだが
やっぱ動きは虫なんだよな、嫌がるよな、女の子とか・・・・

見果てぬ夢を見ているような気がせんでもないが
そんな同居生活が続いています
捕食風景とか見たいなあ

スズメバチと私

2004-10-08 23:36:39 | 昆虫学
すまん、もちる話は明日
っつうのも今週のスペリオールまだ
読んでねぇんだよ、だ、誰もネタバレするなよ
俺がするんだから(最低ですよ)

さて、そういうわけで
実は昨日モーニング読みながら
ぼけらったと、NHKを見ていたんだが
そこで、千葉は流山市の方々が
スズメバチに困っているということで
討論会(?)をしていて
その様子を見ていたんだが

いや、流石NHK、とりあえずほのぼの地域密着番組で
それはそれで違う意味で面白かったんだが
今回のテーマであるスズメバチについて
いや、すげぇ、やっぱ世の中スズメバチに関わる人間って多いよな

自分だけが特別な気がしてましたが
町に一人はあんな人が居るという感じで
本当、蜂取りのプロやら、蜂取り業者やら
蜂好きやらが集まって
スズメバチの習性と、その対策について
色々と語る語る

襲われたら身をかがめるとか
手を横に振ってはいけないとか
毒を吸い出そうとしたり、アンモニアをかけるとか無駄とか

そういう、昆虫野郎からしたら
まぁ、初歩のことなんだが、これを聞いて
なるほどと頷く人々を見ていると
なんか微笑ましかったのであります

それにつけても、スズメバチの都市近郊への侵略状況は
改めて酷いのだなと痛感
町中にあんだけ巣があってはいかんだろう
実際のところ、スズメバチも数種類おるわけだが
ぱっと見たところ、比較的安全なヒメスズメバチが多いようで
とりあえず安心、あれが、オオスズメないし、クロスズメとか
何がいけないのか解らない内から
既に戦闘態勢という、サイヤ人並気性の荒さが無い分だけ
好いのか悪いのか・・・・・

いや、そもそも、ヒメスズメバチが多いってことは
裏を返すとアシナガバチの巣が多いってことなのか?
なんだか不思議な気がせんでもというか
激しく不思議なんだが、まぁ、いいや
とりあえず、蜂を見かけたら
みんなしゃがんで、なるべく素早く動かないようにしましょう
目の前でホバリングしながら
カチカチ言い出したら念仏を唱えるといいと思います

そんなわけで、かしこ

桜の樹が、一日でハゲた

2004-09-20 20:30:28 | 昆虫学
まぁ、この時期までハッパが残ってたのが
奇跡といえば奇跡な気がせんでもないが
近所の大きな桜が、ある日突然
朝まで青々してたのに、帰ってきたら
筋しか残ってなかったと

まぁ、全国でもよく見られることと思われます
この酷い食害、これのせいで
実は、意外と紅葉もきれいな桜が
全然紅葉というイメージを出せずに
秋を迎えてしまう、天敵というか、害虫の仕業なんですが

桜のハッパは
なんかしらんが、やたら害虫が多い
まぁ、全部蛾なんだけども
すげぇ、本当に、蛾がたかるたかる
しかもドクガ科の蛾が多いから
もう、驚くほど、フッサールな毛虫

あれを可愛いという人種がおりますが
それはいかがか、お前、刺されたことが無いんだろう
色々勘ぐりますが
実際は、あのコミカルな顔とふさふさとした毛のかわいさが
どうしたこうしたと、真剣に話し出すので
気を付けたい(なんだ)

まぁ、オチも何もないんですが
とりあえず、すげぇ毛虫が
すげぇ勢いで蛾になって
すげぇ勢いで俺に飛びかかってきたので叩き殺した
というお話

秋ねぇ

美しいの概念

2004-08-25 23:34:46 | 昆虫学
昆虫というのは
神様が相当苦労というか、凝って作ったとしか思えない
ステキなフォルムをした奴が多い

おいらから言わせると
アシナガバチという生き物は
そんじょそこらの生き物と見た目においたかっこよさが
段違いだ
少なくとも神様はナマコを作った時より
500倍くらいの神経を使って、あれをデザインしたに違いない

まぁ、ハチに限らず
昆虫というのは、頭、胸、腹と三部分に別れているわけですが
(注:クモ、シロアリ等はふくまれません、奴らは下等です)
その配分率において、シャープ、そしてスタイリッシュを
体現できているのは、いわゆる
アリ科、アシナガバチ亜科の二項目のみだろう
確かに、クワガタムシやカブトムシもかっこいいが
所詮は少年の心をくすぐる、男の子的
いわゆるロボットを見てかっこいいと思うのと同じような
レベルの話だ

だが、アリやハチは違う
くびれた腰とバランスよく配置された
触覚と脚、この対比と配分率が圧倒的なのだ
ハチなんてと思う人も
よーく近づいてアシナガバチを見たら、だいぶ気が変わるだろう
やべぇ、こいつカラーリングからしてかっこよすぎる
そんなわけですよ

と、一般の人にはなかなか理解できないらしいんですが
もっと分かり易く美しいという奴の中には
本当、昆虫はまるで他の生き物を追随させない凄さがあります
たとえばオオミズアオ

おいらはまだ、実物を見たことがないので残念ですが
学名にアルテミスが入るという
まさに月の僕、完璧な美を備えた色遣いと
存在感に、魅了されないわけがない

また、オオミズアオはなかなか見かけることができないが
色だけで見るなら、アオバハゴロモも棄てがたい
学名にゲイシャが入るという粋な生き物だ
これの透き通るとは違うが、透明感のある
なんとも言えない色遣いは、本当
神の苦心の傑作であろう

昆虫の世界は広く
驚くほど多用な色彩、姿形をしている
僕らは、彼らを嫌がるではなく
もっと、その違う方面からアプローチをしかけて
あの圧倒的なかっこよさを理解してやる必要があるのではないか

とか色々かっこうをつけながら
なんとかして
ムカデはかっこいいと
自分を騙そうと、まぁ、前回と同じオチなんだが
本当、どうにか克服したいんだが
どうしたらいいんだ、くそう

克服しよう、キモいものたち

2004-08-21 22:33:55 | 昆虫学
唐突ですが、最近
昆虫っぽい話題してねぇから、底上げです

さて、おいらも昆虫学を専攻した
下層レベルの昆虫野郎ですが
昆虫野郎は、おいらが知る限り
結構好きな虫と嫌いな虫の差が激しい

というか、あれだ
研究対象以外の虫は、嫌いだったりすることが多い

まぁ、嫌いのレベルが色々ですが
よっぽどそれを専攻してないかぎり
ゴキブリとか、ゲジゲジとか、ムカデとか、クモとか
そういうのは嫌いな気がします、今
明らかに昆虫じゃないのが、大量にまじったが
気にするな

少々昆虫野郎をしていただけで
社会に出ると、会社で虫駆除担当というハメに陥り
触りたくもない虫の死骸とか、飛び回る虫の撃退を
命令として頂くことがあるので
なんというか、死活問題なのだ
そのくせ、そういう虫を嫌がると
なんだよ、ハッタリかよこのにわか昆虫野郎的な
酷い中傷を受けた挙げ句、なんか、会社で要らない人扱い
されることすらざらなので、なんとかかんとか

話、さっぱり一本じゃないですが
まぁ、ともかく、このところ、おいらは弱点である
脚が多い系の虫をなんとか克服しようと
頭をひねっておるんですが

無理

全然無理、ヤスデとか、ムカデとか、生きている意味がわからない
お前らなんかみんな、アジ酸でも喰って死んでたらええねん
よるな、というか、前にしか進めないからって、突撃してくるな
その様子が本当、やめてよしてと大騒ぎ

で、少し自分を騙すために
戦国時代、ムカデは勝ち虫として有り難がられたという話を
なんとかねじ曲げて、ムカデは有り難いものだと思うように
努力を重ねておるのだが、これがまた

同じ勝ち虫なら
トンボのほうがよっぽどなぁと

思ったりなんだったりしながら
何一つ解決はおろか、言いたいことがわからないことを
だらだら流しておきますよ、よしなに

今日のトリビアで

2004-08-04 22:41:34 | 昆虫学
外で働くアリは、おばあさん

というようなトリビアが紹介されておりましたが
これは別に、アリに限らず
ハチにせよ、シロアリにせよ
高齢ワーカーは外役と相場はキマっております
というか、これを常識だと考えた上で
改めて

やべぇっ、人間の社会というのは狂ってるっ

と気付いたわけです
昔は、狩りや漁は大人の仕事となっていたはず
そうだ、その頃はまだ、そんな意味では非常に高度な
社会体系を維持していたはずなのに
いつからだろうか・・・・

年老いたものがイスに座るのみで、若い奴は外へとひねり出される

と、まぁ、ありきたりの社会批判というか
単なる愚痴でしかないが、まぁ、そういうわけで
ハチとかアリとかいう、本当に
非常に高度な社会大系を持つ生き物の中では
実に合理的に、危ないことは年寄りの仕事
死ぬのは年寄りだけで充分
ということが徹底されているわけであります

おかしいね
遙か昔は、人間もそうだったろうにね
もう今では

そんな年寄りは、映画の中でしか見られませんね

「若い奴は後ろで母ちゃんに甘えてな、死ぬのは爺の役目だからな」
「ここからは大人の時間だ」
「その口で、クソをたれる前と後にSirをつけろ、ウジ虫野郎」

多分最後のは違います

セミについて語ろう

2004-07-03 22:16:48 | 昆虫学
さ、ここを読んでいるセミ好きよ
是非コメントするがよい

さて、そんなわけで
季節柄、ホットな情報をお送り
セミである、先日、ニイニイセミの声を聞いて
ああ、いよいよ来たのかと、感慨深い気持ちになったとさ

セミと聞いて思い出すタイプのセミで
結構地方性が出るのは周知の通り
わたくし、関西圏に近い愛知県、まぁ、名古屋の出身なので
もう、セミといったらアブラゼミしか知らないほど、アレばっかりだ

夏の名古屋は酷い
蒸し暑い
たるくさい
やってられせん

そんな極めつけがこのアブラゼミだ
茶色い翅で、じーじーじゃーじゃーと鳴く
ともかく五月蠅くて、そしてかっこわるい、他のセミと比べて
ダントツにかっこわるい

一番かっこいいのは、ミンミンセミだ
東京の人間はセミと聞いたらこれを思い出すというから
おそらく名古屋で見る、アブラゼミ並の頻度でミンミンゼミを見るんだろう
羨ましい限りだ
ミンミンゼミはカラーリングが恐ろしくいい
なんたって、緑の体躯に黒で模様が入ってる
スターウォーズのなんとかって奴みたいな模様で
異常にかっこいい、なにより翅が透き通ってるのがいい、名古屋っ子には
透明な翅のセミは羨望の対象だ

続くのがニイニイゼミだ
これがまた、幼虫の段階、いや、空蝉が秀逸だ
砂をまぶしたような渋い表面で、やや小柄の空蝉
そして出てきた蝉は小さく、だが、翅にモザイク状の模様が入る
かっこよすぎる、何より声がいい
じゃーじゃー鳴く奴とは大分違う、涼しいのだ、声が
透明な翅にちょっとしたアクセントというだけで随分いい
こいつは、なかなか侮れない
名古屋じゃ、凄まじく稀少で、この空蝉を見つけた少年時代
泣いておいらは喜んだ

この後、ツクツクオーシ、ヒグラシと続くんだが
もう一つ忘れてはいけないのがいる
クマゼミだ
奴は、翅が透明で蝉取りっ子の間では
俄然人気がある、そして黒光りする体躯でかなりの大きさ
アブラゼミが雑魚にしか見えない
特に空蝉の大きさで比べるとわかるが
明らかに大きくて黒い、おお、男が惚れる

ま、下品な話しはそれとして
このクマゼミ、今思うとあまりうれしくない
なぜかわかる
多分、取れるからだ
アブラゼミの次に取りやすいからだ

人間は現金だ、珍しいものをありがたがる
だから、クマゼミは損をしている
多分、それでも泣き続ける
シャァシャァという声は

夏、蝉の中で一番強くてかっこいい、また彼らに会える夏が来た

昆虫学から見た、モスキート

2004-06-30 23:17:12 | 昆虫学
モスキート襲来
そんな季節となりました

この蚊という生き物がかなりのくせ者で、夜に
なぜか耳元を飛ぶ、もしくは、足の裏とか
掻くのを困るようなところを刺す
という全く、人類においてかなり上位に位置する敵であります

さて、このモスキート
誰もが困っているせいか
おいらみたいに、過去昆虫となんらかの関わりがあった人間には
ゴキブリ退治と同程度の頻度で質問を受けます
その度に金鳥でも、アースでも蚊取りを炊いたらいいんですよ
誰でも解る答えしか返せないんですが
本当の話しをしておこう

5回も刺されれば、慣れる

これが蚊に対する最も良い答えです
間違いないです
野外定点観測とかしてる時そうだもの
かつてヒラズオオアリというアリを研究している同期がいたんですが
彼がそのアリの巣を定点観測(24時間、その行動を記録する)行っていたんですが
もう、野外で、しかも夜行性だから夜の観測が重要で
夜中、血管にそって蚊が行列を作ってたかっていたという事実があるように
刺されないようにするというのが無理なのだ
奴らも生活がかかってる、必死だ、薬が一番早くて確実なのに
それがいやだというなら、慣れるしかあるまい

で、蚊のかゆみですが
実は結構慣れたら、平気なもので
基本的には、一度さされてかゆいなと思ったところは
絶対にかかない、そして、まったくの無視をきめる
これを続けていると、人間の身体は立派なもので
少々のかゆみなぞ気にするわけもなく

すっかり、蚊が怖くなくなるわけであります
さ、そういうわけで、明日から蚊に困っている人々は
我慢するという、日本古来から伝わる伝統芸能を試すのをお勧めさせて頂きます

アントアクアリウム?アントクアリウム?

2004-06-18 00:47:30 | 昆虫学
ともかく、アリだ、アリ

ハチの親戚でおいらとしては非常に身近な存在なわけでありますが
なかなかどうして、これをおしゃれに育てるという
ステキ過ぎる商品があると発覚
そして、発覚ついでに、とりあえずトラックバックとかいう機能を試し中
多分僕は、使い方わかってないので
大幅に間違えてる気がするが、まぁ、よい

さて、今日は、ブログ使い方などどうでもよく
ともかく、これだ、シムアントを手っ取り早くやれるような
ステキな商品があるというお話を聞きつけて
俺もやりてぇ、っつうか、どこで売ってんだよ
俺通販信用してねぇから、店舗で無いのかよと
広く情報を求めるためにも、ブログなわけですよ

さ、言いたいことはとりあえず
・アントアクアリウムをやりたい
・アントアクアリウムはどこで売ってるのだ
・アリ育てたら、モテないんじゃないか?

と、三点目に関しては、おいらの人生上
大変重要な問題な気がするが
今回は目をつぶろう、ともかくこれは面白そうだ
女王アリとか捕獲できた日には、大変なことになるのではないか
というか、本当に綺麗なのか?
色々疑問は後を絶ちませんが、まぁ、なんだ
面白そうなのでご紹介させて頂きます

ハチで同じ様なのはできないかと考えたが
ハチの巣自体が、そのままで芸術品だと思い出したので却下であります

参考までに
アントクアリウム観察日記