CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

柳生十兵衛七番勝負 第3話

2006-03-16 08:49:17 | ドラマ映画テレビ感想
副題失念であります

で、ビデヲに録画しておいてまで見たのでありますが
ああ、ダンカンだ、ダンカンが出てるわ
一時期ダンカンとベンガルの区別がついていなかった時期が
わたくしあったのでありますが
それはそれ、ダンカンの体当たりな感じがステキでありました

さて、話としてはありていな具合でしたが
やはり映像的な試みが面白いというか
暗がりでの剣戟ってのも面白いんだなと
思わずぐっと見つめてしまいました
無拍子については、いまさらではありますが
なかなかどうして、新陰流にとって優れた技法のひとつなんでそう
前回の予告で「よくぞこの技を隠してきた」だとかなんとか
村上さんが言う場面が出ていて
ダンカンじゃなくて、忍の甥っ子の方がてっきり
敵と通じてんだと思ってたんだが
いやはや

今回は突きにこだわった殺陣だった様子で
ダンカンの殺陣がよいかどうかはわからんが
平突きを見せていたのは意外でありました
ステキ、それをかわす十兵衛もステキ
隻眼でそれは無理だろうと
ちょっと思わないでもありませんが
するりとかわしてから、暗がりで一閃
かっこいい
あの抜いて、すれ違いざまに斬りぬけるという画面
あれについて、毎回毎回
並々ならぬ想いをこの作品はぶつけてくれます
あんなにすれ違いに力入れてる作品はあんまり無いというか
おいらが見たことないだけかもだけどすばらしい

戸田先生の方も、すばらしい殺陣で
柳生でもかなりの使い手である男をあっさり
切り殺してしまうあたりもすげぇな
役者が揃ってきたわと
今後にとても期待ができるのであります

個人的にステキと思ったのは
あまり本筋と関係がないが
男の生き様としてひとつ、武芸者の本懐について
あれこれと語られていたのも興味深かった
もっとそこに対して十兵衛がどう思ってるかとか
入ったらステキ
あくまで為政者ではなく、剣客としての十兵衛が見たいとか
もう、俺十兵衛像を押しつけてしまいたくなるのでありました

今週も楽しみであります