CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

柳生十兵衛七番勝負 第五話

2006-03-29 08:50:36 | ドラマ映画テレビ感想
そして、わたくしが本放送の時
初めて見た回であります
NHK金曜時代劇柳生十兵衛七番勝負

本放送の時は、わたくし
後半しか見られてなかったので
あの宮本武蔵をちろっとしか見られなかったのですが

流石ソニーチバ

眼力鋭いといったらいいのか
あの眼光と、すげぇ物腰、かっこよすぎる
忍者みたいに跳びあがったところは
ちょっと驚きましたが、なんというかな
殺陣の時の迫力がこれまでの剣士とはまるで違っておりました
いや、贔屓目かもしれん
そう思ったりするほど、ニ天一流が決まっておりました

まずは、一本大きい方を抜いて
主に左手一本、右手は添えるだけという剣戟をいくつか
それをかわす十兵衛だが、必死感が伝わります
一本でも十分に強いらしい武蔵の剣
あの、両手を大きく広げて相手を威嚇するような
足はすり足で交差はしないように
常に相手に向かって正面を向けていられるようになってる
すげぇ足さばき、かっこよすぎる・・・

一瞬ではないけども、両者が向かい合って
横移動した後、申し合わせたようにまた打ち合い
いや、まだ十兵衛抜いてないから合いじゃないな
また仕損じたところで、いよいよ武蔵が小を抜く
ここが左抜きになっていて
考えてみると、後の伏線だったのかとも思うのですが
かっこよすぎる、するするっと現れてから
ニ天一流の上段の構え
圧倒的な迫力であります、ありゃ怖い、間違い無く

そして、いよいよというところで十兵衛が抜き打ちに弾く
さらに、数度のかけあい、ここが最高にかっこいい
二刀を交差して受けとめ、すぐ
横へと薙ぐ様やら、もう、武蔵かっこよすぎ
また、対峙した後、上段からやにわ、下段に構えを移すところも
すげぇかっこよかった、ニ天一流の下段て想像以上にかっこいいな
この交差した刀のかっこよさもさることながら
抜いて、少しの渡り合い後、ささっと武蔵が引く
ここからの一連の動作のかっこいいこといいこと

やっぱりソニーは違う(ソニー言うな)

歌舞伎みたいな身の引き方で、おおっと思わせて
そこから、にやり笑い
「抜けたな」
なんだおまえ、そのかっこよさ
失禁するかというほどのかっこよさ
また、十兵衛村上も負けておりません、ああ、という感じで
その様子に驚くところ
というかこの両者の顔をアップで写すところが
役者の渋みが十二分に出てて満足でありました
どっちもかっこええ、武蔵と十兵衛はこうでないと・・・

そのあと、迎気の呼吸(違う)ぽいことをして
いわゆる、コォォォォォォ、というあの
北斗神拳くらいでしか聞かないような発生音を
武蔵が出して終了
面白かった、この殺陣

ま、話としてはそれで十兵衛パワーアップと
よくあるストーリー展開でありますが
そういうのが鉄板以上の力でやられるとたまらんな

でもって、私が前回感激のあまり
この時代劇にはまってしまった要因となる
居合剣士との勝負だったのでありますが

こちらも2度目、しかも、ビデヲで何回も見直したから
よりいっそう面白かったことが伺えました
セリフは前の時から、ちょっとアレだなと
思ってましたが、あの「抜け」という
間の抜けたような発声が、なぜか耳になついて離れない
恋?(違いますよ)
そんな風に思いつつ、その剣士と勝負

もう、この勝負はやっぱり
前回同様、左抜きのかっこよさに尽きるのであります
今回、新たに発見というか
別に発見でもないんだが
左抜きで止めた瞬間の、あの、十兵衛の剣が
鞘の中で踊るところ
かっこよすぎ、あの一瞬、何回くらい撮影したんだろうか
ベストショットだと思われます

左手で鯉口を切りながら、左で抜いているというのは
ちょっとありえねぇと思ったけども、それはそれ
スラッと抜かれた刀で一撃を受けとめた形
かっこよすぎるだろう、しかも、抜いた刀が
あまりの衝撃で1度大きく歪んで、踊るのであります
ああ、かっこいい、そうだ、日本刀は柔らかいからかっこいいんだ

改めて気づかされたところ
そして、十兵衛の上段は居合のそれを上回る剣速であったと
思ったのでありました
考えてみると、居合は抜き打ちの早さで
敵が抜く寸出のところを斬るのがよいらしいのだから
既に抜いて、なお、上段に整っている相手には
分が悪いんだなと、考えたら当たり前のことも学びました
それでも居合はかっこいいけどなぁ

というわけで、いよいよ今週最終回
勘解由との戦い、柳生ニ刀のおでましであります