CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

風林火山 駿河大乱

2007-02-06 08:37:10 | NHK大河ドラマ感想
そして、先週というか最新分であります
NHK大河ドラマ風林火山
今年は本当、男臭くてかなわんと
方々で、日々虐げられている男性諸氏(限定するな)が
大絶賛していると噂高いのでありますが
その噂にまったくたがうことない実力でありました

まずは、間者としてせっせと働く勘助
というか、あれだな、見ていて特に説明なかったから
わかりづらかったんだけども
ともかく勘助は、信虎殺すことに命をかけてるわけだから
あれは、板垣のこと、速攻で裏切ったと見ていいのかな
そんなところでありました
まずまず、色々なことをばらして
どんどん今川方に取り入っていく、そしてあの兄との再会

このあたりが、大河ドラマというよりも
完全に木曜時代劇のノリだなと見ていて思ったというか
まぁ、そういう風に見ている私が悪いのでありますが
いい遺恨というか、関係の持たせ方だと
素直に感心したのであります
兄に借りというよりも、恩がある
その恩、勘助強くなれ、あのシーンをあえて
最初の再会で流したのがまずステキ
そして、そこにて勘助が必死の説得
だが断る兄、やばい、男物語すぎる、泣ける

その少し前に、またまた伊武さんとすれ違ったところも
優れた軍師同士のなにげない邂逅といった具合で
かっこよすぎた、なんだこのノリは時代漫画か
わたくし大満足であります
この今川勢は、役者二人とも怪しげでかっこいい
そして、今までどうしても信長贔屓のために
今川は情けないという印象だったのを、覆すというか
説得力がないくらいステキな義元が出てきて
北条も揃いましたので
これで、関東三国志になるんだかよくわからんが
ともかく、英雄たちが出てきて俄然盛り上がる物語であります

さて、話は戻っていよいよ花倉の乱勃発
副島は裏切られて逃げていくのだが
あの前の、兄上の白状もよかった
そしてそれを許した副島もかっこよすぎる・・・
主従ここにありと、せつせつ感じ入ったのであります
そして、壊れた殿様と一緒に逃げていく道中
あの前の、気合を号するテリー伊藤の怪演もよかったし
こりゃすげぇなと、堪能につぐ堪能でありました

で、メインというか今回の
最高にかっこよかったシーンであります
またも、勘助の殺陣、副島とのやりあいは
ふと、あのままがんばったら副島勝てるんじゃねぇかと
ちょっと思ってしまったくらいなのだが
ともあれ、敗軍の将は逃げていくばかり、そして
それを逃がすため、息子が来て
さらにその息子のピンチを

ここで兄上の登場なわけだ

あの勘助の驚きっぷりと慌てぶりが
すさまじくて、凄かったのであります
そして、大満足の殺陣シーン、これでもかと一騎打ち
いつからそんな時代劇になったんだろうか
合戦もの主体じゃなかったのか
色々思うのだが、かっこよすぎるのでオールOK
まるで問題ない、もっとやれ、いいぞ

かきんかきん、刀の音響かせて打ち合う兄弟
たぶん、あのままやれば弟が負けていたんだろうな
そういう、勘助に疲れが見えたところでふと
兄が舞台を降りる、刀を捨て、兜を脱ぐ兄
何をしているんだ
そこで、観念と己の最期を悟る兄
このシーンでまた

強くなったな勘助

いや、幼名だから勘助じゃなかったけども
それ忘れたから脳内補完するとして、またフラッシュバックする
あのシーン、おいおいここでまた持ってくるのかよ
既に涙腺が崩壊であります、渋い、よすぎる、泣ける
そして、逃げろという弟の言うことに首をふらず
武士として見事な自害を遂げる

勘助、男泣きしながら、兄の介錯

凄い、なんだこのドラマ
というか8時台のほのぼの加減はどこにいったんだ
色々考えさせられますが、ともかく
俄然面白いのでよいとしようと許してしまう次第
殺陣について、相変わらず片手剣が多いのが
気になるんだが、もしかすると両手剣の
いわゆる剣法じみた動きは、江戸以降に発展してる可能性があるから
あれで間違いないのかもと納得しつつあるので
今後も、ばりばり続けてほしいです

というか、最強とうたわれた謙信とかどうなるんだろうか
一抹の不安もあるのですが、今後を待ちたいところ