CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

陶磁器を探す旅~樂美術館~

2009-04-07 21:31:52 | 陶磁器を探す旅と名物
何年かぶりに楽美術館へ行って参りました
本当は、野村美術館にいきたかったのですが
迷子になってたどり着けなかったので
仕方なくというひどいありさまであります

しかし、その妙な偶然が
奇縁を呼びまして、なんと当日、茶碗を触ろう会(意訳)が催されており
思わず飛び入り参加をしてきたのでありました

話には聞いていたんだが
こんな簡単に飛び入りできるとは
夢にも思いませんでした
「手にふれる樂茶碗鑑賞会」
樂家に伝わるさまざまな名物をお茶室で拝見させていただける
素敵すぎるイベントであります
茶を点てないのに、茶道具をさわりまくれて
なおかつ、楽家の茶室に入れるなんてあーた…

喜んで参加してきたのですが
いやはや、さすが京都というか、樂家でありました
近所の和尚さんからもらいましたみたいな感じで
大徳寺やら、千家やら、一閑やら、
まぁ驚いて、ぐぅの音もでないような
凄いいわくのものものが出て参りました

器気に圧倒されるというか
その名声だけにくらくらしてしまうあたり
本当にそうだったのかわかりゃしない私には
大変まぶしいそれでありました
三千家家元合筆の広間床の軸なんか
あっけにとられてしまったのであります

このときは、ちょっと残念というと
修行がたらないと思うのですが
比較的若い、新しいものが多くて
いわゆるノンカウとか、そういうのは見られなかったし
手にもった茶碗は、どれもそれなりにずしりと重かったしと
その真髄を堪能できなんだのは
残念でしかたなかったのですが
それはそれとして、楽しかったのでありました

学芸員さんのような人があれこれと
説明をしてくれるのでありますが
それがかなり面白くてよかった
そして、観客というのか、お客様がこれまた
結構な人数がやってきててしかも、若いカップルとかいるの
なんだよお前ら、ふざけんなよ(やっかみ)

一人通ぶって、茶碗を撫でまわしてきたのでありますが
いつか、三代道入を触りたいとか思いつつ
機会があれば、また参加したいと思える
素敵なイベントでありましたとさ

久しぶりに、ちゃんと名物を愛でたように思うのであります