CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

ドラマ ダブルフェイス

2013-01-09 21:24:10 | ドラマ映画テレビ感想
以前に見て、なんて面白いドラマだろうと
続編を期待したら、まさかのWOWOWで見てねという
酷い有様だったそれが、
とうとう地上波に降りてきたというわけで、
大変楽しみにしながら正月休みの最後を彩るように見たのでありました

二編どっちも、すごく面白かった

聞いたところでは、香港映画の日本撮り直し版なんだそうで、
いわれてみたら、確かにノリが男たちの晩歌っぽい気がせんでもない、
ヤクザという感じなんだが、アジアンのそれ、
そうだ、ジョンウーがUZIでばりばりやってた頃の
チョウユンファを思い出すような
そういうヤクザ像だ、香港のヤクザというか、マフィア怖いなぁ

そういう原作あってのことか、
確かに日本の警察とヤクザの抗争にしては、
ファンタジーに過ぎるというか、ぴんとこないシーンも
あれこれいっぱいあったわけですが、
それはもう、面白い映画、いや、ドラマというのは
あんまり気にならないものでありまして
怒涛でもないのに、ものすごく引き込まれていく話に
前のめりになるかのように
ずっと食いついていたのでありました

このドラマのおかげで、八重の桜も楽しく見られそうだと
役者繋がりで思うところなのでありますが、
潜入捜査官の西島さんのゴロツキの兄貴分という
あの雰囲気、風情はすばらしいものがありましたし、
たたき上げながら、実はヤクザという香川さんも
見事でありました
あんまりヤクザ臭する役じゃなかったのが、
またよかったのかもしれませんね

まったく原作知らずに見ていたので
最期どうなるんだろうとどきどきしていたら、
まさかの、悪党が生き残るエンド
そして、その悪党の螺旋はとどまらず
エレベーターとともに、暗黒に吸い込まれていくとか、
いやー、凄い
ものすごく面白いドラマだった
ひとつも解決しない、うやむや感は
あんまり好きじゃないけど
こういう、とことんまでどんよりで終わるというのも
ここまでやられてしまうと
反転して面白いと思うんだなと
感心しきりでありました

こう面白いものを見せられてしまうと、
脚本がよいものをリメイクするというのは
凄く魅力的なんでなかろうか、
ひょっとすると、ダイハード1のリメイクを作ったら
非常に面白いんじゃないかしらとか
考えてしまったりと
現代劇のドラマでも、まるで映画とみまがうほど
面白いものが見られるのかと
感嘆したのでありましたとさ

抜群に面白かった