百フランのための殺人犯 著:ジャン・ポーラン
三面記事がどうしたという副題がありまして、
これは、世界の面白事件を集めた、
そういう本ではないかしらと
期待して読み始めてみたら、
なんのことはない、哲学書でありました
しかも、対話形式のそれで、
私も寡聞にして知らずといったところ、
哲学ではこれが、常道なんだとか
そういうことを学んだりしながら、
なかなか、面白い思索だと
ついつい、短いながらもしっかりと読み込まされたのであります
と、まぁ、そんなわけだったのでありますが
まさにこの、勘違いの元にある部分、
みなしといいますか、
勝手に判断したその基準めいた何か、
そういうものを哲学的に解き明かそうという
試みでありまして、なかなか楽しかった
なるほどなぁと、思わされるところもあり、
だからといって、何が得られるというわけでもないと
まさに哲学めいていると感嘆というほどでもないが
楽しんだのであります
示唆というか、指摘されたのは、
よくある勘違いの話でありまして、
フランス人を知らない人が、
初めてフランスで出会った、赤毛の女性を見て、
フランス人は赤毛なのだと判断する
そういったお話が、いたくお気に入りであります
こういう、一部を見て、全体だと判断してしまう
これは本当、よくある話というか
もう、それしかないんじゃないかと
自分で思い当たるところが多くて
大変でありました
そのほかにも、事象だけを並び替えて、
読み込んでみたら、題名のとおり、
「百フランのための殺人」だったけども、
よく話を聞いてみたら、
殺すときには、その人が何フラン持っているかわからず、
殺してみたら百フランだったという感じで
そうなってくると、この表題からも
確かにそうともいえるけど、そうじゃないともいえると
なんというかな、どちらともとれるような
そういう不可思議なことが、
どうも言葉には多いんじゃありませんかと
まぁ、よくある言葉遊びも楽しいのでありました
こういうのは、いくつか知っておくと
暇つぶしにもってこいだねと
思うものの、他人とはこれで語り合いたくはないなと
まだ、世俗に未練が残るようでありました
三面記事がどうしたという副題がありまして、
これは、世界の面白事件を集めた、
そういう本ではないかしらと
期待して読み始めてみたら、
なんのことはない、哲学書でありました
しかも、対話形式のそれで、
私も寡聞にして知らずといったところ、
哲学ではこれが、常道なんだとか
そういうことを学んだりしながら、
なかなか、面白い思索だと
ついつい、短いながらもしっかりと読み込まされたのであります
と、まぁ、そんなわけだったのでありますが
まさにこの、勘違いの元にある部分、
みなしといいますか、
勝手に判断したその基準めいた何か、
そういうものを哲学的に解き明かそうという
試みでありまして、なかなか楽しかった
なるほどなぁと、思わされるところもあり、
だからといって、何が得られるというわけでもないと
まさに哲学めいていると感嘆というほどでもないが
楽しんだのであります
示唆というか、指摘されたのは、
よくある勘違いの話でありまして、
フランス人を知らない人が、
初めてフランスで出会った、赤毛の女性を見て、
フランス人は赤毛なのだと判断する
そういったお話が、いたくお気に入りであります
こういう、一部を見て、全体だと判断してしまう
これは本当、よくある話というか
もう、それしかないんじゃないかと
自分で思い当たるところが多くて
大変でありました
そのほかにも、事象だけを並び替えて、
読み込んでみたら、題名のとおり、
「百フランのための殺人」だったけども、
よく話を聞いてみたら、
殺すときには、その人が何フラン持っているかわからず、
殺してみたら百フランだったという感じで
そうなってくると、この表題からも
確かにそうともいえるけど、そうじゃないともいえると
なんというかな、どちらともとれるような
そういう不可思議なことが、
どうも言葉には多いんじゃありませんかと
まぁ、よくある言葉遊びも楽しいのでありました
こういうのは、いくつか知っておくと
暇つぶしにもってこいだねと
思うものの、他人とはこれで語り合いたくはないなと
まだ、世俗に未練が残るようでありました