ボドキン家の強運 作:P・G・ウッドハウス
全然知らなかったんだが、往年の有名作家作品のようで
コミカルな英国コメディを楽しめる小説でありました
児童向けのそれとは異なるんだが、
ドタバタコメディを見事に描き切った内容といっていいのか、
喜劇と呼ぶにふさわしい内容で、
これは映像化というか、実写で映画で見たとしても
まったく違和感がないというか
むしろ、ごく自然な内容だとほれぼれしながら読んだのでありました
だいぶくだけた感じのダウントンアビーみたいな感じで
どっかで作ってくれんだろうかしらね
そんなわけで、英国紳士が紳士たる物語かというと
そこまでかっこいいわけではなく
それでも、ある種の人の好さ、一種の高潔さというものに敬意が記されているのが素敵で
内容はくだらないドタバタなんだけども、なんだかんだ
わくわくと読まされてしまう不思議な小説でありました
正直なところ子供向けとすら思うような感じなんだけども、
子供が読んで理解できるかといえば、いや、面白がるかというと
そういうんじゃないし不思議な読み応え
そうか、これが喜劇というものかと、ひとりごちた小説でありました
ある豪華客船の中で、些末な誤解としょーもないたくらみが
見事に絡み合ってしまって、なんでもなかったはずのことが
大騒動になるというコメディのお手本といった内容で
キャラクタが、またいちいちよい、そのコミカル描写がくせになるというか
映像に浮かぶようなブリティッシュジョークっぽくてすごくよかった
なんか、見たことないのに、こういう笑うシーン見た気がすると
そんなことを思わされるほどだったのだが
それは、私がひいき目にすぎるだけなのかもしれん
男女のありふれた行き違いやら、
客室世話係の慇懃無礼さとか
いかにもな感じが、なんともクセになるようで
大変面白く読めたのでありました
内容は明らかに古いはずなのに
不思議と古臭さを感じさせないというところが、やっぱりすごいところなのかなと
名作だったのかわからんが
楽しんで読めたのでよしとするのでありました
こういう、とりあえず金だけある紳士というキャラが
なんとも好きだと思わされた一冊であった
善人とは違うんだが、高慢とは違う高潔さというのが
すがすがしく、シンプルによいものとされているのは
なんとも気持ちの良いものだと改めて思ったのでありました
全然知らなかったんだが、往年の有名作家作品のようで
コミカルな英国コメディを楽しめる小説でありました
児童向けのそれとは異なるんだが、
ドタバタコメディを見事に描き切った内容といっていいのか、
喜劇と呼ぶにふさわしい内容で、
これは映像化というか、実写で映画で見たとしても
まったく違和感がないというか
むしろ、ごく自然な内容だとほれぼれしながら読んだのでありました
だいぶくだけた感じのダウントンアビーみたいな感じで
どっかで作ってくれんだろうかしらね
そんなわけで、英国紳士が紳士たる物語かというと
そこまでかっこいいわけではなく
それでも、ある種の人の好さ、一種の高潔さというものに敬意が記されているのが素敵で
内容はくだらないドタバタなんだけども、なんだかんだ
わくわくと読まされてしまう不思議な小説でありました
正直なところ子供向けとすら思うような感じなんだけども、
子供が読んで理解できるかといえば、いや、面白がるかというと
そういうんじゃないし不思議な読み応え
そうか、これが喜劇というものかと、ひとりごちた小説でありました
ある豪華客船の中で、些末な誤解としょーもないたくらみが
見事に絡み合ってしまって、なんでもなかったはずのことが
大騒動になるというコメディのお手本といった内容で
キャラクタが、またいちいちよい、そのコミカル描写がくせになるというか
映像に浮かぶようなブリティッシュジョークっぽくてすごくよかった
なんか、見たことないのに、こういう笑うシーン見た気がすると
そんなことを思わされるほどだったのだが
それは、私がひいき目にすぎるだけなのかもしれん
男女のありふれた行き違いやら、
客室世話係の慇懃無礼さとか
いかにもな感じが、なんともクセになるようで
大変面白く読めたのでありました
内容は明らかに古いはずなのに
不思議と古臭さを感じさせないというところが、やっぱりすごいところなのかなと
名作だったのかわからんが
楽しんで読めたのでよしとするのでありました
こういう、とりあえず金だけある紳士というキャラが
なんとも好きだと思わされた一冊であった
善人とは違うんだが、高慢とは違う高潔さというのが
すがすがしく、シンプルによいものとされているのは
なんとも気持ちの良いものだと改めて思ったのでありました