CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】おかえりモネ

2021-11-06 21:02:49 | ドラマ映画テレビ感想
NHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」
全部見終わりました、
面白かった
と一口でいえる内容ではない、世間の評価も二分されているイメージですが、
朝ドラじゃないと、このドラマは作れなかったと思うんだが、
ドラマとしてすごくよかったけど、朝ドラとしてよかったかというと違う
そういう印象をもって終わったのでありました
面白かったので文句のあろうはずもないんだが、
丁寧というか、淡々としているというか、
すごくよくできていて、地味だけどいい話だなとしんみりする物語、
けど、朝からこれは物足りないというときもあれば、
重いと思ってしまうことも結構あり
なかなか、しんどいドラマでもありました

とはいえ、役者と脚本が個人的には無敵と思われる組み合わせだったし、
案外というか、思った以上に菅波先生がよかったと
感心したりしつつ、ほのぼのと見守っていったのでありました
序盤の少しずつ成長していくところと、
東京いってからの話が結構わくわくというか、
華やかなイメージもあってすごいよかった
まぁ、その積み重ねから、地元に戻って少し重たいところを片付けつつ
大団円の「おかえりモネ」のセリフで〆ると
よくできていた、感動したと終わったのでありました
個人的には、難しい役どころというか、
いまいち感じ悪い子みたいなキャラだったみーちゃんが、
最終的に救われた、それをお姉ちゃんがちゃんと救ったというのが
よいところだったなと思うばかりでありました

とはいえ、モネのほうも心がどこにあるかわからない感じもあって
地元と疎遠になってしまった、心の距離ができたというあの瞬間があってからこそなのか、
そうではないのか、りょーちんとのあれこれがみーちゃん含めて
輪をかけて面倒くさいというのが、ドラマの見所もであったんだろうが
なんというか、あー朝からまどろっこしいと思ってしまったところでもありました
まぁ、あの日、モネが感じた違和感は
むしろみーちゃんに対してのものだったんだというのが
なるほどというところでもあるのだけども、
モネの変遷があって、それを見てこそのみーちゃんのヘイトでもあり、救済でもあったのが
いや、よくできてんなと感動してしまうのである
とはいえ、ドラマ見終わって、考え直してみてとわかるレベルなので
見ながら、その瞬間にいやー、いいものみたなという
わかりやすいのが欲しかったと贅沢も言いたくなってしまうのであった
俺のレベルが足らないという話はおいとく

個人的にそこらのドラマと違うなと感じたのは、
東京の宇田川さんが出てこなかったことだろうか
なんだかんだ、思い返すと結構重要な役割を果たしたのに
顔出しがないというのが、すげぇキャラクタだったなと
この実験性でもないが、驚いたところであります
すーちゃんの、「やだ怖い」からの「慣れたわ」が、
あまりにも早すぎてめっちゃ面白かったのを思い出すんだが、
そこまで引っ張って、誰なんだというのを受けないというのは
高度なギャグというか、その魅力に抗ったという脚本力というか、
しょーもないところに時間を割かないという
強いものを感じたのでありました
いや、序盤に、西島さんを007にしたりしてたけどもさ

これまでのというか、よくある朝ドラのそれとは
ストーリーと作りの概念が違ったんじゃないかと
そんな風にも感じた作品となったのでありますが
またこの作品メンバーで、今度はもうちょっと笑いもあるような
ほのぼの人情ものを見たいとか思うのでありました