前評判とか調べないで見てきたんだが、
R18指定だったようで、直接的な性描写とかあって驚いたんだが
大変面白い映画だったように思う
映画初心者の自分には、ちょっと難解だったというべきなのかもと思うくらい、
なんかよくわからんが、よさそうな雰囲気と、一言では言い表せない何かだったことで
素晴らしいものを見たと結論づけたのでありました
SF設定、というか、荒唐無稽な内容なんだけども、
根底のテーマには女性が自身の人生を生きるために思想解放される
みたいな感じにも見えたけど、それは表層的なもので
もっと根元的にかっこいいメッセージがありそうな、
それでいて、気負いなく面白い映画だったようなと
そんな風に考えるところ
まず手法からして凝っていて、
序盤は白黒で、まるで古い映画のような雰囲気のまま、
古いロンドンが舞台で始まり、馬車と馬車風の石炭自動車が走っているという
結構クラシカルな雰囲気がいいなというところなんだけども、
主人公の成長につれて、また見ている世界観を顕すようにカラーになってきてと
このあたりの描写が、まだまだファンタジー世界っぽく、
女性が知らない世界に飛び込んで、無我夢中であるという夢見心地を顕しているような
そうともみえる映像になってるのが素晴らしかった
やがて、地に足がつくというか、自身で稼ぐ方法を会得して、
それにより自身をはっきりと自覚したとでもいうべき頃には、
言動も行動も、映像もはっきりとしてきて、見ているこっちもどんどんとのめりこむようになってて
非常に面白かった
ストーリーとしては、ある身投げした女性の遺体を手に入れた外科医が、
その死体の腹に子供がいることに気づき、外科手術で、母親の脳に子供の脳を入れて助ける
というか、このあたりも医学研究の実験として行われているわけだけども
そこに感情の介在や、外科医の生い立ちとか、色々あわさって仕方ないというか
そこはそういうもんだと、あまり考えないようになっているわけだが
ともかく、救われた胎児の脳が入った女性が主人公である
これが、大人のなりなんだが、頭は完全に子供なので
序盤は白黒映像もあいまって、滑稽というか、ある種グロテスクな障害児のような印象すらあるんだけど
見終わってみれば、子供って、ああいう感じで動くし喋るなと、
それを大人の体でただやっていただけだと気づいて、なんとも驚いたのでありました
で、この子供大人が世界を知りたいと冒険の旅に出るというあたりから
どんどんと本人は成長していくし、社会的通念的なものを理解しないことから
あれこれ悶着があって、結局性風俗で働くようになったりとか
まぁ、なんとも、面白いのでありました
貧困と死生観を取り扱う道徳的内容でもあるし、
鬱屈して窮屈な世間批判でもあるしといった感じが、実に軽やかで
また主人公のありようが、天真爛漫とは異なるが、晴れやかで力強い様が実によくて
知性をはっきりと構築していく様、それによって意見と言動と行動がともなっていく様が
猛烈にかっこいいのがとてもよかった
全体的に男性が物を知ってそうだけど、その程度という扱いなのも面白くて
実際、女性として世間を生きていくと、こんなに滑稽ではないにしても
似たようなことがいっぱいありそうだなんて思わされたりしながら
非常に楽しく見終えたのでありました
終わりも結構鮮烈な感じだったが
まぁ、オチのためのという感じの終わり方でもあり
見所は途中で、哲学を語るおばあさんとの出会いと娼館での働きだなと
シーンのいかがわしさより、それにより成長する姿というのが実によかったと
大変楽しんでみたのでありました
R18指定だったようで、直接的な性描写とかあって驚いたんだが
大変面白い映画だったように思う
映画初心者の自分には、ちょっと難解だったというべきなのかもと思うくらい、
なんかよくわからんが、よさそうな雰囲気と、一言では言い表せない何かだったことで
素晴らしいものを見たと結論づけたのでありました
SF設定、というか、荒唐無稽な内容なんだけども、
根底のテーマには女性が自身の人生を生きるために思想解放される
みたいな感じにも見えたけど、それは表層的なもので
もっと根元的にかっこいいメッセージがありそうな、
それでいて、気負いなく面白い映画だったようなと
そんな風に考えるところ
まず手法からして凝っていて、
序盤は白黒で、まるで古い映画のような雰囲気のまま、
古いロンドンが舞台で始まり、馬車と馬車風の石炭自動車が走っているという
結構クラシカルな雰囲気がいいなというところなんだけども、
主人公の成長につれて、また見ている世界観を顕すようにカラーになってきてと
このあたりの描写が、まだまだファンタジー世界っぽく、
女性が知らない世界に飛び込んで、無我夢中であるという夢見心地を顕しているような
そうともみえる映像になってるのが素晴らしかった
やがて、地に足がつくというか、自身で稼ぐ方法を会得して、
それにより自身をはっきりと自覚したとでもいうべき頃には、
言動も行動も、映像もはっきりとしてきて、見ているこっちもどんどんとのめりこむようになってて
非常に面白かった
ストーリーとしては、ある身投げした女性の遺体を手に入れた外科医が、
その死体の腹に子供がいることに気づき、外科手術で、母親の脳に子供の脳を入れて助ける
というか、このあたりも医学研究の実験として行われているわけだけども
そこに感情の介在や、外科医の生い立ちとか、色々あわさって仕方ないというか
そこはそういうもんだと、あまり考えないようになっているわけだが
ともかく、救われた胎児の脳が入った女性が主人公である
これが、大人のなりなんだが、頭は完全に子供なので
序盤は白黒映像もあいまって、滑稽というか、ある種グロテスクな障害児のような印象すらあるんだけど
見終わってみれば、子供って、ああいう感じで動くし喋るなと、
それを大人の体でただやっていただけだと気づいて、なんとも驚いたのでありました
で、この子供大人が世界を知りたいと冒険の旅に出るというあたりから
どんどんと本人は成長していくし、社会的通念的なものを理解しないことから
あれこれ悶着があって、結局性風俗で働くようになったりとか
まぁ、なんとも、面白いのでありました
貧困と死生観を取り扱う道徳的内容でもあるし、
鬱屈して窮屈な世間批判でもあるしといった感じが、実に軽やかで
また主人公のありようが、天真爛漫とは異なるが、晴れやかで力強い様が実によくて
知性をはっきりと構築していく様、それによって意見と言動と行動がともなっていく様が
猛烈にかっこいいのがとてもよかった
全体的に男性が物を知ってそうだけど、その程度という扱いなのも面白くて
実際、女性として世間を生きていくと、こんなに滑稽ではないにしても
似たようなことがいっぱいありそうだなんて思わされたりしながら
非常に楽しく見終えたのでありました
終わりも結構鮮烈な感じだったが
まぁ、オチのためのという感じの終わり方でもあり
見所は途中で、哲学を語るおばあさんとの出会いと娼館での働きだなと
シーンのいかがわしさより、それにより成長する姿というのが実によかったと
大変楽しんでみたのでありました