逃避行 作:篠田 節子
なかなか哀しいお話でありました
また、ラストがかなり衝撃で、そういうことだったのかと
謎解きではないんだけども、その有様に
驚いたというか、がっくりうなだれてしまうような
そんな気分になったのであります
面白かったんだけども切ない
犬を扱った小説で、
私は猫ばかりで、犬には触れたことがあまりないため
どこまでどうなのか、そこはわからないのだけども
子供のように可愛がっていたゴールンデンレトリーバーが、
近所の子供のいたずらに驚いて噛み殺してしまうという
大変な事件が起きる
落ち着いてというか、他人として考えてみるなら
殺処分はやむをえないんじゃないかと思ってしまうんだが
それがあまりにむごいと思う主人公、
家族のために生きてきた更年期を迎えた女性なんだけども
その人が、犬を連れて逃げるという
なかなか驚きの逃避行物語でありました
相当の大冒険が繰り広げられるのだけども
実質的には、さほどの時間経過がない
そして、それがまた、衝撃のラストに彩りというか
なんとも仕様の無い気持ちを催させると
個人的には、最後の部分で殴られたと思うほどの
ショックを受けたのでありまして
なかなかどうして、哀しい、泣くのとは違うけども
凄く悲しいと思わされてしまったのでありました
愛犬との愛情を確かめつつ、それが独りよがりではないか、
そう思わされるほど、愛犬がだんだんと野生を取り戻していくような姿、
犬、人に関わらず変化していくというさまが
生きているということを暗示というか
語っているかのようで、この描写が淡々として
大きな事件とかとはまったく無縁、
いや、実際は結構な事件になってんだけども
自分を中心とした世界というのに浸るかのような
その手足が届く範囲を広げていこうとするかのような
この行動と生き方に、なんとも感動というか
考えさせられたのでありました
生きるということが、死ぬまでの何かであるというべきか
別れや、家族、しがらみみたいなものについて
とてつもなく考えさせられたのでありますが
ともあれ、面白い小説でありました
なかなか哀しいお話でありました
また、ラストがかなり衝撃で、そういうことだったのかと
謎解きではないんだけども、その有様に
驚いたというか、がっくりうなだれてしまうような
そんな気分になったのであります
面白かったんだけども切ない
犬を扱った小説で、
私は猫ばかりで、犬には触れたことがあまりないため
どこまでどうなのか、そこはわからないのだけども
子供のように可愛がっていたゴールンデンレトリーバーが、
近所の子供のいたずらに驚いて噛み殺してしまうという
大変な事件が起きる
落ち着いてというか、他人として考えてみるなら
殺処分はやむをえないんじゃないかと思ってしまうんだが
それがあまりにむごいと思う主人公、
家族のために生きてきた更年期を迎えた女性なんだけども
その人が、犬を連れて逃げるという
なかなか驚きの逃避行物語でありました
相当の大冒険が繰り広げられるのだけども
実質的には、さほどの時間経過がない
そして、それがまた、衝撃のラストに彩りというか
なんとも仕様の無い気持ちを催させると
個人的には、最後の部分で殴られたと思うほどの
ショックを受けたのでありまして
なかなかどうして、哀しい、泣くのとは違うけども
凄く悲しいと思わされてしまったのでありました
愛犬との愛情を確かめつつ、それが独りよがりではないか、
そう思わされるほど、愛犬がだんだんと野生を取り戻していくような姿、
犬、人に関わらず変化していくというさまが
生きているということを暗示というか
語っているかのようで、この描写が淡々として
大きな事件とかとはまったく無縁、
いや、実際は結構な事件になってんだけども
自分を中心とした世界というのに浸るかのような
その手足が届く範囲を広げていこうとするかのような
この行動と生き方に、なんとも感動というか
考えさせられたのでありました
生きるということが、死ぬまでの何かであるというべきか
別れや、家族、しがらみみたいなものについて
とてつもなく考えさせられたのでありますが
ともあれ、面白い小説でありました
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