CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

猿飛三世

2013-06-06 21:06:48 | ドラマ映画テレビ感想
NHK時代劇「猿飛三世」を見終わりました
なかなかの意欲作だったと、結構楽しみに見続けた次第であります

一番の特徴というか、狙いだと思われるのは、
全般にわたるアクション、そして、アクション
これに尽きたように思うのであります
そして、それは成功だったのではないかしら
そんな風にも思う

一番よかったなと感じたのは第二話でありまして、
敵方との殺陣のそこかしこに、素手ごろアクション満載で、
おそらくは、ジャッキーチェンをオマージュしたんだろうと
そう考えざるをえないようなシーンが
随所に含まれていて、見ていて爽快で楽しかった
派手で見ごたえがある
ただただ、アクションというのはそれに簡潔するように
個人的には感じておりまして、
これがまた、遺憾なく発揮されていたと思うところ
様々なトリックというか、背景セットを使ってのアクションは
画面をあっちこっちにして、非常に楽しかった
あれが、映像の面白さというやつなんじゃないか
そう思うほどでありました

話の内容としては、まぁ常にベタなところを回していて、
特段に評価というか、何かするようなところもなく、
正直なところ凡庸であったと思うのですが、
アクションを見せるためにというあたりと、
初回からブレることなく、
佐助の成長と、周りの人々を描くというところは
貫徹されていたし、すがすがしく見られてよかったと
思うのであります

まぁ、ただ、忍びの話なのに殺しがないというか
不殺の概念を入れたのは、この話ならそうなるなと
思うもののちょっと残念だったのであります
まぁ、その対比なのか、割とやられるシーンなんかは
残酷というか、残虐だったように思うので
それはそれで、いっそ誰も死なないほうがよかったんじゃないかと
ちょっと思ったりもするのであります
殺すなら殺すで殺伐と、
ギャグならギャグで殺すななんて、わがままを申し上げる次第

と、そんなこんなで、最終回もなかなかよくできていて
最終的には一騎打ちになって、なんかわけわからないうちに
覚醒して勝ってしまうというあたりは、なんか、
うん?という感じでありましたが、
去り際に敵が爆発して死ぬあたりは、
あまりの鉄板ぶりに、演出家に頭が下るところでありました
そうか、そこまで徹底してくれたとは…
そんな按配で、時代劇でありつつ、特撮でもあった
そういうスタイルとして、十二分に面白かったのでありました


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