CLASS3103 三十三組

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【読書】砂漠の国に砂を売れ ありふれたものが商品になる大量資源ビジネス

2015-02-09 21:50:17 | 読書感想文とか読み物レビウー
砂漠の国に砂を売れ ありふれたものが商品になる大量資源ビジネス  
著:石川憲二

なかなか面白い本でした
久しぶりにタイトル狙いで当たった感じがいたします
少々、蛇足というか冗長なところも多いものの
非常にわかりやすく、資源ビジネスのあれこれがわかって
楽しい一冊でありました

砂、水、空気、
一見どこにでもありそうなこれらが、
大きなビジネスになるという話を
たとえじゃなくて、実際にどこでどうなっているか、
社会情勢や、地政学みたいなのも勘案しながら
レクチュアしてくれるというもので、
非常に勉強になったように思うのであります
コンクリートって凄いのな、
そして、それをローマ人はあの時代にすでに作ってたのな
それがまず驚きでありました

別にコンクリートの本でもないのですが、
モルタルとコンクリの違いなんかも説明されて、
なによりも、7割にあたる容量を砂利が支えているというのが
知っているようで、知らなかった事実でありました
塩がよくないとは知ってたけども、
それ以外にも様々にあったのでありますねなどなど

あとは、水のやりとりというのもよろしい感じで、
アメリカが水不足になると農業が立ち行かなくなるというのは
ちょっと驚きでありました、
これは、そこを見越して農業開放したら
うまいこと、農産国に名乗りあげられるんじゃないか
そんな夢を感じたりもしたのでありました

空気にいたっては今後のビジネスとしても
十二分にありうるのだなと、新鮮な空気という付加価値に
感心しきりしながら、どれもこれも
ありふれているものをどう売るか
いや、売れるということに気づくかといったことを
様々な視点から指摘されるので
非常に読み応えもあって面白い本でありましたとさ
久しぶりに大当たりであります


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